2002年4月前半の戯れ言

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4月15日  理系大学だからなぁ。

 今日は入ろうと思っているサークルに顔を出してみまして、飯を奢ってもらえる事になりついていってきました。

 しかし、特にネタにするような出来事もなく、数少ない女性も他のグループになってしまっていたので、




 天沢さんが( ゚д゚)ウラヤマスィ…、とか思ったとか思わなかったとか。


 ってーか、朝6時起きとか普通に辛いんですけど。






 あ、生活のリズムができるまでこんな感じの、普通の日記になる事が多いかもです。



4月13日  あと、風が強い日とか。

 人は時に「一点に集中しすぎて周りが見えなくなる」という事があります。

 私なんかは、性格のせいか不器用なだけかこの傾向が凄く強くいんです。私が何かやってる時に側で変な事やっていても、全然気付かなかったりする事が多いんです。

 友人にもたまに「あんたって、複数の事同時にできなそうだよね」とか言われたり。その分「集中力は凄そう」とか言われる時もありますが。凄そうなだけで凄くないんですけど。


 それで、この性格のせいで損をする事が結構あるんです。

 例えばです。エスカレーターに乗っているとしますよね。それで、乗っている間は何か考え事をしているわけです。例えば「今日の更新はどんなネタにしようかな」とかですね。

 それでジーっと考えてると、まじで周りの様子が分からないんです。

 でもさすがにエスカレーターの終わりが近づいてきた時はハッと気付くのですけど。んで、そこで周りの情報が頭でやっと認知されるんです。

 これって結構問題なんです。何故だか分かりますか? 分かりますよね?

 だって、だってですよ。


 上にミニスカートはいている人がいても気付かないんですよ!


 なんて事ですか、これは。普通なら「見えるか!? 見えないか!? むしろ俺しゃがむか!!」って葛藤する事ができるところなんですよ!? なのに私ときたら、終わりが来た時初めて前にスカートをはいていた人がいるのに気付くんです!

 ああ無情。






 そのせいで考えていたネタはできましたけど。



4月12日  すでに駄目。

 02/04/12 晴れ……てる気がする 20:10


 今度は正露丸を喉に詰まらせ死にそうになる。



4月10日  時間がないのー。

 スパロボで女性キャラが入ると心が高揚する法則。


 って違う。

 そうじゃないんだ。そんな不埒な意味じゃない。私に限ってそんな訳ない。

 女性キャラの能力は低いからやり応えが出てくるから使うのであって、「萌え〜」と思ってない。まじで。

 そう言えば、なんとなくやってて思ったのだが、最近のスパロボは、攻略本や攻略サイトを見ながらのプレイを前提とした作りになっているような気がする。

 別に見なくても良いけど、条件が厳しい隠し要素でもすぐに雑誌とかに載っちゃうからね。自分で探す気になんてなれませんって。そういう点では昔の方が良かったのかなぁ……。

 普通に面白いですね。いや、ほんと。






 レニー萌え〜。








 あ。



4月9日  おーのー。

 さて、今日も学校へといってきたわけですが、昨日微妙に意気投合した友人が「はい、これ」と、何かを手渡してきまして。

 渡された物を見てみました。



 スーパーロボット対戦IMPACT


 水樹奈々 supersonic girl



 メモオフ・ファーストコンサートDVD








 えーと、少し待たんかい。俺はスパロボしか頼んでないぞ。

 「え、だってメモリーズオフ好きやろ?」

 そんなに爽やかに笑いながら言わないでください。……好きですけど。

 「まーええがな。借りときなさいって」








 はぁ。この人は私を意地でもソッチ方面に引っ張って行く気ですかね……。まあ、さっきまで見てたんですけど


 でも、とりあえず言いたい事が一つあります。






 せめて袋に入れてこい。


 周りの人めっちゃ見てたで、多分。この辺の話題から派生していって、コミケ話とか周りに伝染し始めるし。








 どうすればいいんだ。



4月8日  彼の方が詳しいけど。

 帰ってまいりました。

 とりあえず同室になった人達が、かなり良く喋る人達だったので暇はしませんでした。

 んで、そのときに交わされていた会話の一部。


 A「なんか皆で遊べるもんある?」

 B「ノーパソ持ってくれば格ゲーとかできたのになー」

 私「どんなのよ?」

 B「パーティーズブレーカーとか」

 私「(も、もしかして仲間?)」

 C「一応トランプとかあるよ」

 A「じゃ、定番で大富豪でもやろうか」


 ……って事で、その後大富豪を3時間ほどやって就寝しまして。そして今日色々話をして結局、

 私「やっぱり、『たいやき』とか『3つめのお願い』とかに反応する方でしたか……」

 B「バニラアイスの方が好きやけどね

 などと、微妙に意気投合してしまいましたとさ。

 入学4日目にしておたく仲間ハケーン。








 どうすればいいんだ




4月6日  業務連絡。

 『かまいたちの夜2』が出るんですね。うれしいなー。買わねば。



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 明日から一泊研修に行ってきますので、明日は更新ありません。



4月5日  速やかに寝ろ。

 「う、うーん……ムニャムニャ」

 「ん、また変な寝言が出るのかな……」

 「……ムニャ。私、牛丼。つゆなし、ねぎなし、御飯なし、肉なしで」

 「どんぶりだけかい」

 「わーきたきたー。……あれー、何でシュレッダーにかけるのー?」

 「まさか、ど、どんぶりを?」

 「駄目だよー。私まだ食べてないよー」

 「や、やっぱり食べるんか。……どんぶりを」

 「……私、楽しみにしてたんだー」

 「楽しみに? ……どんぶり食うのを?」

 「うー、おいしいよー。しあわせだよー」

 「まじで食ってんのか……」

 「この何とも言えない、鋭く舌を刺激する食感と、噛めば噛むほど強まる鉄の味がたまらないよー」

 「それは口の中が切れてるんじゃないのか……?」

 「むにゃ……やめてー、やめてってばー」

 「どうしたんだろ?」

 「やめてー! ダイオードは入れちゃ駄目ー!」

 「何が起こってるんだーー!!」

 「……う、うーん。……あ、あれ? もう朝? せっかくいい夢見てたのに」

 「冗談はやめろ、冗談は」

 「え? 冗談なんかじゃないよー」

 「そうか、まあ、夢の内容と寝言が一致するとは限らないのかな……」

 「?」

 「あ、いや、こっちの話。それで、いい夢ってどんな夢だったの?」




 「お腹いっぱいにどんぶり食べてたのー」



 「やっぱりかい」












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 かなりほったらかしになってたリンクのページを修正しました。

 更新がないところを外して、移転したところとか直して、リンクコメントも一部修正です。



4月4日  安らかに寝ろ。

 「う、うう、うぅぅ…………うまい棒

 「どんな寝言だ」



4月3日  いや、少なかったんですけどね。


 フォーマルウェアの女性って萌えますね。








 というわけで、今日は大学の入学式だったのですが、あの長ったらしい式典はダルすぎます。世界の敵です。

 だから私が、その退屈且つ無意味な状況の中「女の子のスーツ姿(;´Д`)ハァハァ…」等と呟いていたとしても、何も問題はないと思います。<ありまくります




 明日、明々後日とオリエンテーションがあった後、1泊研修と続いていくわけですが……

 なんか既に面倒くさくなっている私は人としてどうなんだろう?



4月2日  月は出ているか 番外編その一。

 何故人は闘いをやめないのだろうか。

 人類の歴史とは、血を血で洗う闘争を繰り返し、その闘いで消えていった人々の、様々な思惑を土台として成り立っているとも言える。 今日も地球上では数多なる争いが起こり、規模の大きさを度外視すれば、それこそすべての土地が闘いによって彩られているだろう。

 人の世界は変わっていく。しかし、その根本にある『闘い』というものは変わらない。無くならない。当たり前だ。闘いがあるからこそ、世界は変わるのだ。

 もしかして人という生き物がここまで繁栄してきた理由とは、地球上で一番闘争本能あふれる種族だからなのかもしれない。

 ――――そして此処でも、闘いは始まっていた。








 「渚さんは、お兄ちゃんのどんな所が好きになったんですか?」

 瑞希は自分がいれた紅茶を一口のみ、テーブルを挟んだ向こうにいる月原渚に問い掛ける。問われた渚も、自分の前に出された紅茶をゆっくり、ゆっくりと一口味わった後に答えた。

 「そうね……芯が強いところ、かな。普段は頼りなさそうなんだけどね」

 2人で笑う。典型的な、ある男性の恋人と妹の会話だ。

 ……2人して目が笑っていない点を除けば。

 「ねえ、瑞希ちゃん。もう遅いし、そろそろ寝たらどうかな?」

 時計を見ると2時をまわっている。もちろん午前の。草木も眠っているこの時間、何故この組み合わせの2人が、同じ部屋で2人っきりでいるのか。

 「いえ、まだ大丈夫ですよ」

 渚の柔らかく、諭すような声に、即答する瑞希。渚が少しだけこめかみをヒクつかせる。

 「渚さんこそ眠ったらどうです? 私も鬼じゃありませんから、今日は家に泊まってもいいですよ。いくら邪魔でも追い出そうなんて思っていません」

 「いいのよ。アイツが帰ってくるまで待ってるって最初に言ったじゃない? 瑞希ちゃんこそ子供はもう寝る時間じゃないかしら」

 朗らかに笑いながら語り合う2人。それから少しだけの沈黙。もしこの場に他の人がいたならば、余裕で胃に穴が開いたであろう時間を無言で見詰め合い、突然に沈黙が破られる。

 「ふっふっふっふっふ……」

 声を揃え2人して笑う。周りの温度が下がる。気のせいかもしれないが、風もないのに窓がビリビリと震えている。そして見る人が見れば、2人の視線が交差する点は未知なる力による空間の歪みが見えただろう。

 外ではこの空気を感じ取ったのか、野良猫が縄張り争いをほっぽりだして逃げ出し、犬は鎖によって繋がれているため逃げる事ができず、身を屈めブルブルと震えて耐えていた。








 時間を4時間ほど戻そう。








 「やっほー。こんばんはー! 愛しのお姉さんがきましたよー。って、あれ?」

 インターホンすら押さずに上がり込んできた渚が、部屋の端から端までを見た後、しばし逡巡。

 「……もしかして、アイツいないの?」

 「え、ええ。確か音霧さんと何処かに出かけるとか言ってましたけど……」

 突然の事に少しだけ固まっていた瑞希がハッと気付き、応える。

 「そうなんだ。こりゃ、無駄足だったかなぁ……」

 「あ、でもそろそろ帰ってくると思いますから待ってみますか?」

 「じゃあ、そうさせて貰おっかな」

 そんな会話をした後、しばらく談笑した。自然と2人の共通の話題と言える人物についての話になった。

 主に渚が喋る側に回り、瑞希が相槌を打つ。最初の一時間は平和といえば平和だったのだ。しかしそれは表面上の事で、水面下では着々と事態は悪化していたのである。




 瑞希は実を言うと、渚の事をあまり好きではなかった。話してみると面白いし、特に嫌みたらしいわけでもなく、特に嫌いになるような人物でないにもかかわらずだ。瑞希も最初何故そんなふうに思うのか不思議だった。

 しかしそれは単純な事であった。要するに『大好きなお兄ちゃん』を取られてしまうという嫉妬心からくるものだ。今では瑞希自身もそれに気付いており、複雑な気持ちで渚と向き合っている。

 本当に楽しそうに兄の事を話す渚に、最初は普通に相槌を打っていたのだが、それを聞くにつれ、言いようのない感情が心の奥底からふつふつと沸き上がってきて、言葉少なになっていく。

 感情が沸きおこり、溜まっていく。少しずつ、少しずつ。

 そして事態は切っ掛けをもって、大きく変化する。


 プルルルルルルル……、プルルルルルルル……


 電話が鳴る。「はいはいー」と言いながら立ち上がり、駆け寄った瑞希が受話器を手に取った。

 「もしもし。……あ、お兄ちゃん? …………うん、うん。……分かった。うん。あ、お兄ちゃん、そういえば今……あれ? ちょっと、お兄ちゃんってば! もしもし、もしもーし!」

 受話器を置き、溜め息一つ。その様子に気付いて渚が声をかけた。

 「どしたの?」

 「うん、お兄ちゃんからだったんですけど、帰ってくるのかなり遅くなるって。それだけ言ってすぐに切られちゃいました」

 「いったい何してんのかしら、あの2人」

 「さあ……? またよく分からない事に情熱を燃やしてるんじゃないんでしょうか?」

 「なるほど……」

 あの2人って、それぞれ単独だとそうでもないのに、2人揃うと水を得た魚のように活き活きしてきて、くだらない事に情熱を傾けるようになるのよねー。と、渚は心の中で呟いた。

 「……」

 「……」

 なんとなく会話が無くなる。こういう空気があまり好きではない渚は、とりあえず話題を探す。

 「……瑞希ちゃんってさ、アイツと凄く仲いいよね」

 「そりゃそうですよ。兄妹ですから」

 地雷に近づいているという事は、渚はまったく気付かない。そして事象は加速する。

 「いや、そうじゃなくって。だって親元から離れて一緒に住んでるんでしょ? 普通はあまりそんな事しないよね」

 「いいじゃないですか。お兄ちゃんの事好きなんですから」

 瑞希の不機嫌そうな声に、渚が少し眉をひそめる。

 「仲がいいのは良い事だけどね。でもさ、少しは兄離れしたらどうなのかな、と思ってね。アイツも瑞希ちゃんに頼りすぎな所もあるしさ」

 今、スイッチは押された。

 「余計なお世話です!」

 バンっ!! と両手をテーブルに叩き付ける。

 無理矢理塞き止められていたエネルギーは、普通ならば大した事のない衝撃によって、危うい状況で保たれていた均衡を破り、もう誰にも止められない力の奔流となる。

 「み、瑞希ちゃん?」

 瑞希はそれに応えるようにして相手の瞳をキッと睨み付ける。普通の人なら石化するだろう。ほんの少しだけ残っている瑞希の冷静な部分は、「ああ、やっちゃったな」と他人事のようにこの状況を観察していた。

 「いくらお兄ちゃんの恋人とはいえ、そんな事まで口出しされたくはありません!」

 「……え、え?」

 月原渚は混乱していた。当然である。今まで楽しく話していた娘が突然に怒り出したのだ。そう言えば途中からあまり喋らなくなっていたかも、と気付いたが、それはいったい何故なのか。

 自分でも回転は早い方だと思っている渚の頭では、ものの数秒でその答えをはじき出していた。そして微笑ましいな、と思う。

 確かにその答えは正解してはいるが、模範解答とは言えない事に渚はまだ気付いてはいない。

 「……あー、もしかして、私に嫉妬してたりする? お兄ちゃんを取られるー、とか」

 そして、火に油を注ぐとどうなるか。

 「ええ、そうです! なんか文句でもあるんですか!? 何処の馬の骨ともしれない女にお兄ちゃんが取られるかもしれないんです! これが嫉妬しないでいられますか!!」

 「ちょっとそれは酷いんじゃない? あなたこそアイツを所有物みたいにいうのやめたら?」

 「お兄ちゃんは私のです!」

 「さらっと問題発言をするな、このブラコン娘!」

 被害が大きくなるに決まっているのである。

 「前々から言おうと思ってたんですよ。今日だってインターホンすら押さずにズカズカと人の家に上がり込んできて。あなたの頭には常識って言葉がないんですか!?」

 「うるさいわね。あなたこそ何を勘違いしてメイド服なんかきて、実の兄に迫ってたのよ! おかしいのはあんたの方じゃない!」

 「全然おかしくありません! 私とお兄ちゃんは、しようと思えば結婚だってできるんです!!」

 「は? 何言って……」

 「あら、知らなかったんですか? 私とお兄ちゃん血が繋がってないんですよ。私、養子ですから」

 勝ち誇ったように胸を反らす瑞希。今の日本の法律では幽霊と結婚はできないような気がするが、そんな事はどうでも良いらしい。

 「はん、でもそのお兄様にまったく相手してもらえてないんじゃ、どうしようもないわよねー」

 「五月蝿いです、いつか振り向いてもらう予定ですからノープロブレムです! 一緒の家に住んでいるんですからね、その点忘れないで欲しいです!!」

 ご近所に聞かれたら、数ヶ月は井戸端会議のネタにされそうなワードが2人の間を飛び交っていく。 しかし、熱くたぎる2人の魂が言葉だけでは満足できるわけがなく、時を置かずして拳も交錯し始める。

 2人の熱きバトルはその後2時間ほど続いた。








 流石に体力が尽きたのか(当たり前だが)、2人はテーブルを挟み座っていた。

 ちなみにまったくといっていいほど部屋は散らかっていない。まるで異次元で闘ってでもいたかのようだ。 バトルフィールドを汚す行為は、愛しい人の巣を乱す行為と変わらないという事を2人ともが分かっており、闘いの始まった瞬間アイコンタクトで条約が制定された結果である。

 そして、2人で殴り合っていたにもかかわらず、顔に一つも傷などできてはいない。 これは女の命とも言える顔を殴らないようお互いに考慮した、という訳ではなく、ただ単に「愛しい人に傷のついた顔なんて見せられない」という、乙女が持っている強き想いと神秘の力だからこそ成せる技であった。

 一時休戦という言葉が2人の間で、やはりアイコンタクトで交わされた後、瑞希のいれてきた紅茶飲みながら3時間前と同じように談笑していた。

 もちろん渚は瑞希のいれてきた紅茶に毒物が入っていないかどうかを、料理で慣らした自慢の舌でゆっくりと、ゆっくりと紅茶を調べながら飲んでいたし、瑞希は相手の話から何か弱点を見つける事はできないかと、全身の神経を総動員して渚との会話に集中していた。






 しかし闘いにも終わりはやってくる。


 ピリピリとした空気が2時間ほど続き、先ほどのバトルの所為もあって2人ともかなり疲弊していた。

 「遅いね、お兄ちゃん」

 「そうね、ホント何してるのかしらね」

 この膠着状態を打破するには、愛しいあの人に帰ってきてもらうしかない。疲労のせいで回らない頭で、2人はまったく同じ事を考えていた。

 「……」

 「……」

 「……遅い」

 「……遅いです」

 2人とも限界が近づいていた。渚は眠気からか身体をフラフラと左右に揺らしているし、瑞希はもう瞼が半分落ちてしまっていてボーッしている。

 「大体、あいつは乙女心ってのが分かってないのよ。人をこんなに待たせるなんて人として不出来だわ」

 勝手に来た事は既に頭にはないらしい。

 「本当です。お兄ちゃんときたら甲斐性というものがありません。こっちは何時でも万事オッケーなのに、いったいどういう事なんでしょう」

 何がオッケーなんだ。何が。

 「やっぱりあんたもそう思う?」

 「渚さんもそう思ってるんですね?」

 2人の視線が絡み合う。それは何故か敵対する者同士の物ではなかった。

 「瑞希ちゃん、アイツが帰ってきたらお仕置きね。これは」

 「あ、それなら丁度いい道具がありますよ」

 「……」

 「……」

 突然2人で「グッ!」と親指を立てあった後、強き握手が交わされた。もちろん2人とも右手である。

 そして異口同音で「ふっふっふっふ……」と笑ったかと思うと2人して倒れた。








 何も知らぬ待ち人は、自分の家に辿り着いた時、何故か満ち足りた顔で抱き合って寝ている渚と瑞希を発見し、首を傾けて悩んだという……






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 あとがきっぽいもの


 って事で、3人称の番外編です。「勢いのある文を書いてみよう」とふいに思い立ち書いてみましたが、かなり中途半端になった模様。

 主人公の名前がないとかなり不便ですなー。私の文章力がないせいでしょうけども。

 それにしても、これを楽しみに待ってる人っているんでしょうか?




4月1日  ぽー。

 エイプリルフール。それは嘘をついても許される日。

 これは意外に厄介なものであると私は思う。つまり嘘を『吐いても許される』が、嘘を『吐かなければいけない』わけではないのだ。


 つまりこんな日に『俺はロリコンじゃねぇよ!!』とか本気になって主張したとしても「あ、4月1日だしねー」としか思われないのだ。

 逆に『私はロリコンです』などと主張しようものなら、満場一致で「ああ、やっぱり……」と思われてしまうに違いないのである。


 何と恐ろしい事であろうか。どれだけ自分が訴えかけようとしても、相手のいいように解釈されてしまうのである。


 恐ろしい。


 私が「やおい本レビューなんてやりたくねー!」と書いてしまうと、 それはもう、ものすごい勢いで「やおい本レビューやるんですね! 頑張って下さい!!」というメールが山ほどきそうな所が特に。








 …………








 ホントウニヤリタクナインデスヨ?







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