2003年4月前半の戯れ言

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4月14日  ドライドラーイ。

「はぁ〜」
「なんだなんだ、溜め息なんてついて」
「俺は今、世の不条理をこれでもかと言うくらいに実感している」
「なにがあった? 話してみろよ、気が楽になるかもしれないぜ」
「ああ、そうしてみようかな」
「で、どうした」
「あのさー、耳掃除についてなんだけどさ」
「耳掃除?」
「そう。そして耳掃除と言えば、膝枕だよな。しかも奇麗な女の子の」
「あ、ああ……」
「まあ、それは置いとくんだけど」
「そ、そうか。何かディープな話題になりそうでビックリしたじゃないか」
「まぁ、とにかくさ。俺には耳掃除する最に問題な事が一つあるんだ」
「問題?」
「ああ、俺の耳ってさ、ウェットタイプなんだよ」
「ウェット?」
「耳あかの違い。ドライとウェットがあるだろ? カサカサしてる方がドライ。ジトジトしてるのがウェット。日本人はドライタイプが多いみたいんだけどさ」
「へぇ、そうなんだ。俺はドライだな。でも、何でそれが問題なのさ?」
「水分が多いからさ、普通の耳かきじゃ、掃除する時微妙なんだよ。だから基本的に綿棒。しかもちょっと掃除するたびに次のに代えなきゃ汚くてしょうがない」
「あー、それは面倒くさそうだな。でもさ、ウェットなら引っかきすぎて傷つけたりしないんじゃない?」
「そんな些細な事はどうでもいいんだよ!!」
「な、いきなりなんだよ!?」
「分かってねー、分かってねーよお前はよ!」
「何がだよ」
「だから! 膝枕してもらって耳掃除してもらった時に『何これ!! 病気!?』とかいって驚かれたりするだろーがよ!!」
「そこでそれに戻るのか……」
「それに綿棒じゃ風情がねーだろうがよ! 終わった後、耳かきのふさふさした方でくすぐられて、『ふーっ』って息を吹きかけられたりすることがねーんだよぅ!!!」
「そ、そうか……」
「なめんな!! お前のせいだ!!!」
「何でだこの野郎!」




============


 私はウェットなわけです。遺伝なんで仕方ないんですけど、なんとなく悔しいわけです。それ以前に耳掃除してくれるお嬢様が居ない罠。




4月13日  うほ。

「おい、にーちゃん」
「……何」
「人にぶつかっておいて、スミマセンでしたの一言もなしか」
「少し肩がぶつかっただけだろ。そんなに目くじらを立てないでくれ」
「はぁー。礼儀ってものがなってないな」
「あなたのような柄の悪い人に、礼儀について説教されるいわれはない」
「なんやと」
「それに先程まで、歩道のど真ん中を必要以上に左右に揺れながら歩いていただろう。酔ってるのかもしれないが、正直言って、お前も邪魔だ」
「言ってくれるじゃねーか。そんなに痛い目にあいたいのか?」
「遠慮しておきたいね、俺はマゾじゃない」
「そう言うなや。ちょっとこっちに来てもらおうか、え?」
「ふぅ、馬鹿はこれだから困る」
「口の利き方っちゅうのを身体に教えてやらんといかんみたいやな。いいからこっち来ぃや」
「仕方がない。手短に頼む」
「その余裕面、すぐに浮かべられなくしちゃる」






「っていう会話をした後、路地裏に行く2人組を見たんだ。それ見てたの俺しか居なかったんだけど」
「本当?」
「ああ」
「なんというか……」
「凄いだろ? 正直、何かのドラマの撮影かと思ったもんな。特にあの言葉づかいとかから考えて――」
「恋が芽生えそうな場面だね」
「マテ」
「で、その後どうなったの?」
「いや、知らないって。巻き込まれたくなかったし」
「じゃあ多分2人は今仲良くデートでも……」
「だからナゼ」
「よく考えてみろよ。人気の無い路地裏だよ?」
「だから何なんだ」
「2人だけの決闘。交わり合う拳と拳」
「……」
「もう息も上がり、足もおぼつかない2人。決着を付けるべく最後の一撃を打ち合う」
「……」
「双方の打撃は双方の顔面へと決まる。絵に描いたようなクロスカウンター」
「……」
「2人はくずれ落ちるように地面にへたり込む。そしてどちらからともなく、見詰め合い、笑い出す」
「……」
「『へ、頭でっかちの根性なしかと思ったが、なかなかやるじゃねーか』」
「『ふっ、あんたもな』……とか言うのか?」
「『それにしても、ブッサイクな顔になっちまったな、おい。ひでぇ笑顔だ』」
「『自分の顔も見て言えよ。まぁ、あんたの場合は、普段とそう変わらないがね』」
「『言ってくれるじゃねえか。だらしなく地べたに座り込んじまってるくせによぉ。奇麗な服がだいなしだぜ?』」
「『まったくだ。結構高かったんだがな、これ』」
「『それはすまない事しちまったな。これも何かの縁だ、代わりの服でも買ってやるよ』」
「『いや、それは悪いよ』」
「『まぁ、気にすんなや。俺が奢ってやりてぇから奢るんだ』」
「『……あんた、意外に男前かもな』」
「『はっはっは。誉めてもこれ以上何も出ねぇぞ』」
「『期待はしていない』」
「『んじゃあ、これからデートと洒落込みますか』」
「『ああ、そうしよう』」
「『ほれ、手ぇかせ』」
「『悪いな』」
「『いやいや、いいって事よ』」
「『おい』」
「『なんだよ』」
「『いつまで手を握っているつもりだ』」
「『決まってるじゃねーか。デートが終わるまで、だよ』」
「『ふっ、仕方がない』……ってなんでやねん!」
「いや、普通だろ?」
「普通なわけあるか!」
「何言ってるんだよ。これから2人の仲を邪魔するライバルが現れたり、2人を引き裂く事件とか起こるのに」
「起こってたま……」
「どうした?」
「あのさ、俺急用思い出したわ。じゃあな」
「おい、待てよ! ……って、行っちまったし。これからが面白くなるのに」
「ほぉ、面白くなるのか」
「そう、この後怒涛の急展開」
「最終的にはどうなるのかね?」
「それはもちろん2人の愛は永遠に……って」
「……」
「……」
「……」
「よう、兄ちゃん。俺達の事、話してたみたいだから――」
「ちょっと気になったんでね」
「も、もしかして」
「そのもしかして、や」
「まったく、いい根性をしている」
「ス、スイマセン!! ただの冗談だったんです。許して下さい!!」
「何か勘違いをしているようやな」
「へ?」
「つまりだ、今お前が言ったのは、すべて事実と同じだったというわけだ」
「んな馬鹿な!」
「ってわけで、あんたも仲間に入れちゃろうと思ってな」
「いやだー!!」
「往生際が悪い」
「何でそんな事……!?」
「まぁ、一言でいやぁ……『ウホッ! いい男!!』」
「『やらないか』って感じだな」
「何がだー!!!」






 =============


 ノリで書いてたら収集つかず<ぉ




4月12日  もうダメぽ。

 に、肉球萌え

 こんばんは、ナイトメアです。<何事も無かったかのように。



 あー、なんかふと思ったんですけど、

友人「お前は、2人の男から狙われているからね。訂正。迫られているからね」
私 「違う!! 迫られてなんてない! 多分!!
友人「まぁ、あの2人に色々と開発されてこい
私 「やめてくれ! 言葉には言霊というものが以下略!」
友人「はっはっは」
私 「何故にそういう事言うかなぁ」
友人「何を言う、弄られてこそのキャラクターだろう、お前は」
私 「偏見だー!!!」




 のような(要約)、会話がなされている大学生活というのは、物凄く歪んでるのではないだろうかと黄昏る土曜日の夜。




4月11日  言ってみるテスト。

 いつものように会話ネタを書いていて(没にした)、ふと思った。


「全然違うと思うわ」

 とか、

「もっと簡単なんじゃないかしら」


 などという、所謂「女の子言葉」で喋っている人って実際にはほとんど見かけないなぁ、と。

 というより、男女による言葉づかいの違いがなくなってきてるのか。

 なんと嘆かわしい事か。このままいくとこのような言葉で喋ってくれる萌え娘がいなくなってしまうかもしれないではないか。

 こうなったら「女の子言葉」を喋る娘を、特別天然記念物にでも指定するべきだと私は主張したい。

 これに限らず、「〜ですわ」などの「お嬢様言葉」を使いこなす可愛い女の子も保護するべきである。数は多いかもしれないが、関西弁を使いこなす美少女も、或いは博多弁を使ってしまう美少女でもいい。これらの美少女は全国をあげて保護すべきなのではないだろうか。


 …………結局の所、突き詰めると「美少女は保護せよ」という結論に落ち着く不思議。






 ちなみに個人的には「軽い感じのですます調」が一番萌えるかなぁ……などと言ってみるテスト。




4月10日  幻聴。

 朝大学へ行くとき、通学途中の女子中学生がなんとなく目に入り、これまたなんとなく「女子中学生も良いかもなぁ」などと思った気がするのは、目の錯覚に違いありません。こんばんは、ナイトメアです。




 目 の 錯 覚 な ん で す よ 。




4月9日  ダッシュ。

 今日のある友人との会話。

友人「このパンうめー」
私 「俺はそれあんまり好きじゃないな」
友人「なんだと! お前なんぞ食パン咥えたままダッシュで通学しろ!」
私 「そしたら、見通しの悪い曲がり角探さなきゃ!」
友人「でもそこでぶつかるのは、女子生徒じゃなくて4tトラック」
私 「死ぬって!!」
友人「だから死んでこい!」
私 「いやじゃ。ってかな、食パン食いながらダッシュとか、あり得んよな」
友人「まあな」
私 「酸欠で死ぬと思う」
友人「そういう理由でかい」




 最近何故か「通学途中に食パン咥えたままダッシュ」という話題をよく耳にします。もしかして流行ってるの? <あり得ない




4月9日  『決戦』とか良く聞いた。

 某『名曲ゲームNo1投票』のコメントをなんとなく見返していて、15位の聖剣伝説3のコメントに、


 やはりこれでしょう!素晴らしいオープニングテーマ、耳に残るフラミーの曲、独特なバスドラムの音etc…。


 ってのがあって、思わず笑ってしまいました。いや、やっぱりあれが印象に残ってる人は多いのでしょうかねぇ。あの音は良かったなぁ。

 他にもFF3とか、FC独特の3和音しかない分、細かい所で頑張ってるのは印象に残ってますねー。FFシリーズではFF6の曲が一番印象に残ってますかね。妖星乱舞や蘇る緑のあの長さは、ゲームの曲としては初めてだったんじゃないでしょうか。ビビリましたもん、20分とかいって。

 サガフロンティアの「バトル#4」も良かったなぁ、と。久しぶりに聞いてみたくなるわけで。




 っつか、1位がクロノ・トリガーだったわけですが、光田さんの信者予備群な私は、こういうのを見ると聞きたくなってCD買いたくなります。


 やはり『儲ける』という言葉は『信者』からできているのですなぁ……




4月7日  権力の味がする。

 胸が小さいのを気にしている女性を、「和服が似合う美人」と称するのはセーフなのかアウトなのか。




4月6日  視線。

「うーん」
「あれ、どうした?」
「なんか凄い寒気がする」
「風邪かなんかか?」
「違う、と思うけど……」
「そう言えば家に来てから様子がおかしいな、お前」
「なんか、空気が重たいっていうかなんというか……前来た時はこんな事なかったのに」
「お前が前来たのって、2週間ぐらい前だっけ?」
「うん、そうそう。それまでは、凄く明るい雰囲気のある部屋だなと思ってたんだけど」
「……」
「ああ! 別に部屋がへんだって訳じゃなくて。やっぱり俺がおかしいのかな?」
「別にそんなに気を使わなくてもいいよ。で、どんな感じなんだ? 大丈夫か?」
「ん、ああ。大丈夫だと思う。なんか、誰かから見られているような感じがして、気分がすぐれないだけで……」
「おまえ、霊感とかあったんだな」
「え? いや、そうでもないと思うけど……」
「だって、お前の後ろの壁に、死体埋めといたから」
「……」
「……」
「……」
「……」
「まじで!!?」
「嘘」
「おいおいビックリさせんなよ! 真顔でそういう嘘つくのは感心しないぞ!!」
「ゴメンゴメン。お前が本気で何か感じてるみたいだったからさ」
「ま、たしかに変な感じがするけど、身体が本調子じゃないだけだろう」
「そっかな」
「ああ、そうなんだろ。それにしても、そんな嘘つくのはやめてくれよ、今の感覚と合わさって、割と心臓に悪い」
「悪い悪い。じゃあもう嘘つくのやめるよ。本当の事を言う」
「ああ、そうしてくれ…………って、え?」
「……本当はな、お前の左の壁に埋めてあるんだ」




4月5日  ラーメンズいいなぁ。

「こんにちは。今回で3回目となりましたマンツーマンによる『日本語』の授業ですが、今日も頑張って日本語を勉強しましょうね」
「ハイ」
「では、今日はテキストの15ページ、『日本で役立つ質問』ですね。まずは発音から。私が言う言葉を復唱して下さい」
「わかりましタ」
「……これは、なんですか?」
「これハ、なんデスカ?」
「これは、鞄です」
「これハ、カバンです」
「これは、何ですか?」
「これハ、なんですカ?」
「これは、底が厚い靴です」
「これは、ソコがアツイクツです」
「これは、何ですか?」
「コレハ、ナンデスカ?」
「分かりません」
「分リマセン」
「知りません」
「知リマセン」
「はい、良くできました。では、次は私の質問に日本語で答えて下さい。固くならず素直に答えれば良いですからね」
「ワカリマシタ」
「では、これは何ですか?」
「ワカリマセン」
「では、これは?」
「シリマセン」
「ならこれは何だと思いますか?」
「タブン、小麦粉ダトオモイマス」
「これに見覚えは?」
「ソンナ注射器ハ、見タ事アリマセン」
「じゃ、君の腕のそれは?」
「タダノ、蚊ニ刺された後デス」
「これは知ってた? 君の靴のかかと部分なんだけど」
「ソンナ所ニ隙間ガアッタナンテ……」
「中から出てきた、この袋に入ってるのは何だろう?」
「多分、片栗粉か何かデス」
「これは?」
「そのトカレフは、知らないうちにベルトに挟まってました」
「本当?」
「ホントウです」
「……」
「本当です」
「この財布は君のかな?」
「そうです」
「でも、女物だね」
「私ハ、女物の財布を使いマス」
「……」
「本当です」
「じゃあ、中に入ってた一万円札だけど……」
「ソレハ、間違えてコピーしました」
「そっか、間違えてコピーしたのか」
「ハイ」
「ところで、この女性に見覚えは?」
「知りません」
「本当?」
「ホントウです」
「うーん、じゃ、この場所に行った事は?」
「ソンナ港へは行った事アリマせん。」
「それもホントウかな?」
「本当デス」
「……じゃあ、君の鞄の中に入ってたこれはどうしたのかな?」
「少し前に使ったのデス」
「赤い液体で少し濡れているね」
「ニワトリをそれでさばいたからデス」
「そっか、この包丁についてたのはニワトリの血なんだ、これ」
「ハイ、そうです」
「なら4月1日の事を聞きたいんだけど」
「その日は家にズットいました」
「本当かい?」
「ホントウです」
「……」
「本当です」
「……」
「本当、です」
「……」
「……」
「……」
「……本当は、居ませんでした」
「なら――」
「しかし、私はそんな所に女の人を沈めた覚えはアリマセン」
「……」
「本当デス」
「……」
「ほ ん と う で す」
「しかしなぁ、犯行予想時刻にお前の姿を見たって人が」
「やったのは私ではアリマセン」
「……本当だろうな?」
「本当デス」
「もう一度聞く、本当だろうな?」
「本当デス、ここまで来て嘘はつきません」
「……」
「そんな恐い顔で睨まないでクダサイ」
「……」
「……」
「……」
「……ほ」
「……」
「……本当は」
「……」
「本当は……」
「……」
「……」
「……」
「……」
「……」
「……」
「はい、良くできましたね。もう発音もかなり良くなってますね。次回までにちゃんと復習もしておくように」
「ハーイ」












 やっぱりラーメンズはいいなぁ。にしてもこういうネタは文章に変換できませんな。

 ちなみにラーメンズというのは、『こういうネタをやってる2人組』




4月3日  オチてない。

「うー、メンドクセー」
「ほれ、文句言わずキリキリ配る」
「ってかさ、何で俺がこんな事しないといけないわけ?」
「お前もこの部活の部員だろうが。新入生へのビラ配りは義務だ」
「やりたい奴だけやってろよ。どうせこんなの見る人いねーって。紙の無駄。印刷代の無駄。時間の無駄。青春の浪費」
「ま、その辺は否定しないが」
「それにさー、なんなんだよコレ」
「何が?」
「いや、だから今配ってるビラのデザイン」
「何か問題でも?」
「フセインとブッシュが『あしたのジョー』タッチの絵で殴り合ってるのはなぜだ?」
「時事ネタだね」
「『時事ネタだね』じゃねーだろ。不謹慎だろーがよ」
「君にそんな真面目な事を言われるとは思わなかったyo!」
「なんかむかつくな、オイ」
「とりあえず後これだけだからさ、とっとと配っちゃおうよ」
「それは賛成だ」
「……」
「……」
「……」
「……」
「……」
「……」
「……」
「ところで、さ」
「なに?」
「これ貰った人が、苦笑いしてるように思うのは気のせいだろうか」
「奇遇だね。僕もそう思うよ」
「なあ」
「なんだい?」
「やっぱり、このデザインがマズイんじゃないか?」
「そんな事ないってば、どうしてそう思うわけ?」
「……俺達は何部だ?」
茶道部だろ。何言ってんだよ」
「……」
「それがどうしたの?」
「いや、だから」
「だから、何?」
「はぁー」
「何でため息つくかなぁ……」
「……」
「ジト目で睨まないでよ」
「……」
「……あ、わかったわかった。ブッシュとフセインが殴り合ってるのは、茶道とあまり関係ないから駄目っていう事だね?」
「やっと分かってくれた」
「んじゃあ、ブッシュとフセインが和室でお茶を立てている所にしよう」
「そこから離れろよ!」
「んで、煽りは『お茶は日本人の心!』
「日本人じゃねー!!」




4月2日  やっぱり。

 「メイドインジャパン」という言葉を見て、メイドさんが大量に日本へ上陸してきている絵が頭に浮かんだ私は、もしかして何者かによって脳味噌へ変なチップでも埋めこもれているのかもしれません。こんばんはナイトメアです。








 そしてサヨウナラ。








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