2003年6月後半の戯れ言

TOPページへ
前に戻る


6月30日  天然。

 『書庫』の題名不定の第三回。

============

 本日最後の授業が終了するチャイムと同時に、俺は思いっきり伸びをした。
「さて、そろそろ詳細をはいてもらおうか」
 HRが始まるまでダラけようかと思ったら、突然目の前に眼鏡をかけた阿呆がどアップで現れた。
「主人公の攻撃」
「はうっ」
 とりあえず脳天にほんの少しだけ本気風味のチョップをかましておく。眼鏡はオーバーリアクションに仰け反って俺から離れた。
「眼鏡を倒した。1ポイントの経験値を喪失」
「1ポイントはないだろう。スライムよりも少ないぞ」
 いや、喪失の方に突っ込んで欲しかったのだが。
「で、何か用か眼鏡」
「眼鏡な事は否定せんが、名前で読んで欲しいと懇願してみるぞ」
 懇願されては仕方ないよなー、と頷く。
「で、どうしたんだ眼鏡」
 眼鏡がメガネを外し、天井を見上げて何やら呟く。
「俺は今猛烈に感動している。涙が出そうだ。とりあえず一発殴らせろ」
 顔を戻した時に見えた目が割と本気だったので、まじめに眼鏡の――いや、今はメガネしてないか――話を聞く事にする。
「で、結局何なんだ。幹久」
 まぁ、予想はもちろんついているんだけれども。
 幹久は外したメガネ(実は伊達だったりする)を懐にしまいつつ、表情を崩した。
「分かってるとは思うが、数学の時間のあれはなんだったんだ?」
 あの授業が終わった直後にも何人からか聞かれた質問だ。
「魔が差したってやつだよ」
 当然だが、普段の俺は授業中あのようなふざけた態度は取らない。天然である先生はともかくとして。
 さっきの授業中など、ちらちらとこっちを見たり、教師に見えないように手紙を回してたりした奴もいたが、そこまで話題になるような行動だっただろうか。
「まあ、先生の方はアレだからいいが、それにしても、ちょっとばかし不審だった。お前って先生と仲よかったか?」
「普通だと思うけどな」
 実際、あれは失敗だったと思う。朝の出来事が頭にあったし、寝ぼけていた事もあって素が出たのだ。……先生の雰囲気に流されたのもあるだろうけど。
 その辺の理由は置いておくとしても、朝の出来事は説明できるものではない。というか多分説明したら殺られる。
「言いたくなければ別にいいがね」
 幹久はそう言って自分の席へ戻った。えらく簡単に引き下がるな、と思ったら、教室に先生が入って来るところだった。


 この、一日の最後を飾るHRだが、俺の気分は下がりっぱなしだった。
 数学のあれから、ある程度時間が経って、クラスの皆さんの認識がある程度かたまってきつつあるらしい。中には親切にもその内容を紙に書いて知らせてくれる奴もいたりする。まぁ、幹久な訳だが。
 その内容を挙げていってみると、俺の気持ちが少しでも分かってもらえると思う。
『お前と先生は只ならぬ関係らしい』
『朝はお前の家に先生が朝食を作りにいくほど仲睦まじいらしい』
『どちらかと言うと、お前が先生にゾッコンのようだ』
『先生の天然オーラにお前が汚染されたに違いない』
『来月にはゴールインするらしいぞ』
 ゴールインて。局部的に正解が入っている辺り、どうしたものかと言うかなんというか。俺としては天然オーラに汚染されるのだけは御免被りたい。
 とりあえずこのクラスの連中の妄想力は、新しい世界すら創造できそうだということはわかった。
 幹久の方を見ると、笑顔で新しい紙を渡してくる。っていうか、そもそもアイツはどうやってこの情報を得ているんだろう。謎だ。
 溜め息をつきつつ、新しい紙に書いてある文字を順に読む。
『先生のファンクラブの中では、先生を奪ったお前を暗殺する案が議会に提出されるようだ』
 とても素晴らしいクラスメートを持ったなぁ、俺。嬉しくて嬉し涙じゃない涙が出そうだよ。

 HRもそろそろ終わる。
 とりあえず俺はもう疲れたので帰りたい。帰ってゆっくりと眠りたい。遊びに行こうという口実で誘われる尋問会は断れば良いし、暗殺されるような事が無ければ多分大丈夫だろう。
 先生がHRの終了を告げた。さあ帰ろうとカバンを引っつかむ。
「あ、そうだ」
 先生が教室を出る前にこちらを振り向く。俺の方を見ている。なんとなくいやな予感がするなぁ。
「君にはちょっと個人的に聞きたい事があるので後で私の所まで来てね」
 静まり返った教室を、私の仕事はもう終わりましたよー、とばかりに出て行く先生。
「……」
「……」
 5秒ほど沈黙が支配した後、教室の空気が動き出す。
「おい、お前この後先生と一体何す」
 にじり寄ってきたクラスメートその一をアッパーカットでふっ飛ばして、脱兎のごとく教室から逃げ出しました。


 先生。天然にもほどがあると思います。




============

 こんな感じで良いですかね?

 それにしても、こういう一人称は難しい。




6月29日  咳とまんね。

 『書庫』更新。 「題名不定(募集中?)」をとりあえず追加。

 反応があったので書庫に移してみました。んでもって題名が無いのでなんとなく募集ー。






 そういえば未だに風邪が治らないのですが。っていうより咳が癖になっちゃってる感じで。何か良い治し方はないものでしょうか。一ヶ月以上続いてますし。




6月28日  学校では性格変わるって事で。

 えっと、なんとなく3月7日のあれの続きっぽいやつ。

============


 非常に眠い。
 よく考えると昨日は遅くまで漫画読んでたんだよな。昔に出た漫画をふと読み出すと最後まで止まらないっていうあれだ。今朝はあんな事があったため目が冴えていたが、今更眠気が襲ってきたわけだ。
 いや、別にそんな事が無くても午後一番の授業ってのは胃に血液が集中するし、気温のせいもあって眠くなるものだが。
 教壇を見ると先生がチョークを持って黒板に何やら数式を書き込んでいっている。いつもよりも元気がなさそうに見えるのはおそらく遅刻したのをこっぴどく怒られたからだろうな。俺も遅刻したわけだが、こういう時学生は徳だ。
 眠気が限界に達しようとしているのでとりあえず机に突っ伏す。腕を枕におやすみなさい、だ。
 そう言えば最後に見たあの数式、プラスマイナスが逆だった気がするんだが。まあいいや。




 不意に目が覚めた。何かが首に触れている。と、いうより指で首筋を突っついているような感じだ。
 このままでは眠れないので腕から顔を上げてみる。
 先生がいた。
 ……なんだ、まだ授業中か。
 それを理解した俺は再び腕を枕に夢の世界へ。
「おやすみなさ――っ!!!」
 衝撃で飛び起きた。
「先生。角は痛いです角は」
 生徒に向かってなんて事をするのだろうかこの教師は。滅茶苦茶痛い。まったく、もうちょっと考えて欲しい。角度とか。
 文句を言ってやろうと先生の方を見ると、黒板の方を指差している。そちらの方を見てみると、何やら『問1』という文字の後に式が書き込んである。答えはまだ書かれていない。
 再び先生の方を見ると、黒板を指したままでニコッと笑う。
「……」
 そのまま俺が無言で先生の顔を眺めていると、不思議そうに首を傾げた。
 ああ、そういう事か、なるほど。俺は納得がいったと言うように先生に向かって一つ頷く。
 要するに、
「先生って笑うと可愛いですろぅぁ――!!!」
 今度は角じゃなく表紙が飛んできた。




 黒板の前で悪戦苦闘し何とか問題を解いて席に戻る。そしてその後に先生が解説を始めた。
 俺はその様子を眺めつつふと思う。
 ――まったく、何を考えてるんだろうな、あの先生は。
 突然生徒の家に朝食を作りに押しかけて来るとは、どこかネジの一本でも飛んでるんじゃないのだろうか。しかも、これからもそれを続けると言う。
 正直言うと嬉しい気持ちもあるが、どちらかと言うと戸惑いの方が大きい。本当に明日も来る気だろうか。
 ……考えても仕方がないか。
 俺はとりあえずそう片づける事にした。明日になったら明日の風が吹くのである。
 答えを保留にすると、また眠気が襲ってきた。どうしようもないくらいにまじで眠ぃ。
 見ると黒板の前での解説も終わったようだ。
「――ここでこの式をここに代入して計算すると、答えが出ます。……ここまでで何かありますか?」
 俺は真っ直ぐと手を挙げる。
「ん、何か分からないところでもあった? でも、ここはさっき君が解いたところよ。どうしたの?」
 俺は失礼の無いように欠伸を噛み殺しながら先生に質問をぶつけた。
「冬眠したくなるくらいに眠いんで、寝てもいいですか――ぁっ!!!」
 先生。チョークって投げるためのものじゃないと思います。
「実は、こういう事もあろうかと、たまーに練習してたの。やっぱり実戦でビシッと決まると気持ちいいね」
 俺の眉間に命中したのが嬉しかったのか、先生の声は幾分か弾んでいる。
 チョークのせいだけではない眉間の痛みを押さえつつ、俺は言った。
「何考えてるんだこの天然教師は――って、ちょっと待った! 黒板消しは重量オーバーでノーセンキューですってば!!」
 とりあえず次は何が飛んでくるのか分かったもんじゃないので、起きて授業を受ける事にする。
 首を振って「ふぅ」と吐息を一つ。
 まったく、本当に何を考えているんだろうか、先生は。


 そういえばさっきからクラスの連中が唖然としてこっちを見てる気がするが……どうしたもんだろーね。






============

 気に入ってもらえるようならこれぐらいの長さで不定期連載でもしてみますか。




6月27日  頭。

 なんというか、やっとこさ『D→A』に動きがあったなぁ、とか思うわけです。先生キャラキター。メイドさんキター。……うん、開発中止とかじゃなくて良かった。

 それにしても、オフィシャルはまだ『夏発売』とかになってるのね。それにまだ題名から(仮)が取れないとは。……クラナドとどっちが先に出るんだろ。<それはさすがに失礼です






 ずっと思っていた事があるのですが、このサイトへ「ナイトメア シスプリ」という検索で来る人が後を絶たないんですけど、これは同一人物なのでしょうか。というか、いい加減あの企画をどうにかしろよ、という突っ込みが聞こえてきそうな罠。




6月26日  コリオリ力とメイドロボ。

 どうしようもなく唐突ですが「セーラー服と機関銃」ってのがありますよね。あれは二つの言葉のギャップが私たちの受ける印象を大きくしているわけなのです。

 んでもって、そういう事ならば「お姉様とスクール水着」だとか「メイドと触手」なんかもインパクトでかいのだろうなーと思ったりするわけですが、こっちのはなんか別の意味で凄いっつーか、大変な事になってるような気もしますが、まぁそんな事はどうでもよい訳で。

 要するにあり得ない組み合わせだとか、ベクトルが違う単語の組み合わせは印象に残るって訳で、「巫女服となめこ」とか「美人教師とバンジージャンプ」だとか「可愛い転入生が毎朝起こしにきてくれる」とかは印象に残るに違いないとか思うわけですが、こういうシチュエーションは、なんつーか、ほら、こう、どうよ!?(意味不明)




6月25日  鼻血出るぞコラ。

 とある人の紹介で『機工魔術師』という漫画を読んでみたのですが、とりあえず一言。




 最高だ。




 お姉さん萌え漫画っつって、まじでガード不能の全方位攻撃じゃねーか! しかも弱点ピンポイント爆撃でダメージ200%の永久コンボで即死コンボじゃないですか! ここでボーナスチャンス、更に倍! て感じですかー!!

 光の速さで二巻まで購入してまいりましたとさ。<これ以上ない爽やかな笑顔で




6月24日  実際は絵本系。

 バイト中、ふと目に付いた雑誌、


『月刊モエ』


 一瞬で『月刊萌え』と脳内で変換された辺りは、ああ、病んでるなぁ。とか思った。




6月23日  がんだむ。

「昨日手に入れたんだけど、赤いゴルフクラブってさ、趣味悪いよね」
「赤? ああ、そうかもな」
「……」
「……」
「……」
「で?」
「……うん。あのさ、人間の血って、思ったよりも赤いんだよね」
「……」
「……」
「……( ゚д゚)」
「……」(ニヤリ)
「……(((゚д゚)))ザクグフゲルググ 」






 どんな震え方だ。




6月22日  頭痛い。

 暑いです。そろそろ夏ですよー、とかいって太陽頑張りすぎてますね。梅雨とか、湿度は高いわ気温は上昇するわ過ごしやすさの観点でいけば、げんなりする季節ですよね。

 個人的に雨は一向によろしいんですけど、湿度が異常に上がって蒸し暑いのはいたただけません。前から言ってる事ですけれども。


 ……あー、何が言いたかったんだか。そうそう、総合的に見て女性の薄着姿と厚着姿のどちらに萌えるかといえば、厚着の方が良いんでね? などと思ってしまうわけですよ。

 えーとなんだか違うような気もするんですけどまぁいいや、っていうかお姉様が分厚い手袋してんのは萌えでありましょう、と。

 なんつーかちょっと天然っぽいほんわか系のお姉様が厚手のコートとか着てて手袋してるのにもかかわらず両の手に息を「はぁー、はぁー」って吹きかけてんのは最高だと思わないかね、友よ。




 ってわけで、結論としては「季節外れですね」がファイナルアンサーな訳ですけど。んじゃ、また明日ー。




6月20日  めろんぱん。

「吸血鬼ってさ」
「ああ」
「強いんだか弱いんだか分からないよな」
「と、いうと?」
「弱点多すぎだろアイツら」
「ああー」
「太陽の光、ニンニク、十字架、銀製品、胸にクイ、しかも海とか川も渡れない。それに加えて鏡に姿が映らないだとか、見分ける方法もあったりする」
「でも全部本当に効くとは限らないわけで。実際漫画とかでもその中の一部だけ事実として使ってるだろ」
「まあな。でもこれが全部本当だった場合の吸血鬼って情けないぞ。昼に外へ出られない、中華料理店の前も歩けない、教会には近づけない、百円玉とか握れない、移動場所も限られる」
「なんかそういうやつが主人公の漫画とかってありそうだな」






 吸血鬼ってブームなんですかねー。某大賞一次通過の156の中でタイトルだけで分かるものが7つほど。あれですか、これが月姫効果ってやつですか。<多分違う




6月19日  うーみゅ。

 そういえば『電撃ヴんこ』なるものが発行されるのですよ。

 誤字でもなんでもなく、『電撃文庫』の作家陣本人達が自分の作品のパロディかいたりするというとんでもない代物です。例えば「キノの旅」の学園ものとか。


 んで、その電撃ヴんこの表紙はセーラー服のキノなのです。白ランのシズもいるけどまあなんというか省略。

 これから想像するに、やはり中身は、


 午後一番の授業の最中、居眠りを始めるキノ。そしてそれを注意する学級委員長のシズ。
 安眠の邪魔をされたキノが「うるさい」とカノンをぶっ放し、シズが刀で弾き一進一退の攻防を続け、流れ弾を受ける陸。
 飛び散る血吹雪と沸き起こる歓声。友情出演のアリソンがヴィルの背中をバンバン叩きながら
「なんか血が滾ってきたわ! ねえ、私たちも参加しましょう!!」
「え、ちょっと待った。僕はこういう乱暴事ってあんまり……って、何で僕まで巻き込むのさ! ちょっと!!」
 そして阿鼻叫喚のバトルロワイヤル。でも何故か怪我してるのは陸だけ。
 んで、
「ねえ、話はちゃんと聞いてくれないと困るな」
 とチョークが持てない事とのダブルパンチで教壇でいじけてる先生エルメス。



 こんな感じか。<どんな感じだ


 これに物凄い期待を抱いている自分は、なんつーか、先日薦めた『撲殺天使ドクロちゃん』やら佐藤ケイの『天国に涙はいらない』やら、結局の所馬鹿なノリが好きなのだろうなぁ、とか思う次第。




6月18日  あぁ。

「最近のパソコンは凄いな」
「どうしたんですか、いきなり」
「考えてもみろ、俺達が若い頃はでかい部屋いっぱいの大きさだったのが、今ではそれ以上の性能で簡単に持ち運べるサイズだ」
「そうですね」
「きっと需要があるからここまで早い進化をとげたんだよな」
「確かに」
「で、思うわけだ」
「はあ、何をでしょう?」
「このままパソコンが進化していくとして、将来どんな姿になっているのだろうかと。君はどう思うかね」
「と、いきなり言われましても」
「俺はこう考える。いくら小型化しようとも、高性能なパソコンならばそれなりの大きさになるはずだ。そしてそれを持ち運ぶのは面倒であるからして、将来パソコンは二足歩行をする人型の――」
「あ、もういいです。オチが見えましたから」
「なんだと! 良いじゃないか人型。 一緒に歩けるんだぞ!? 自分用にカスタマイズできるんだぞ!?」
「……例えばどんな風にカスタマイズするおつもりで?」
「それは」
「可愛い女の子の格好の、とかはお約束なんでやめてくださいね」
「……」
「……で?」
「えっと」
「はい」
「……ドリルとか付ける」
「ドリル?」
「加えて目からビーム撃てたり、手首の部分が外れてロケットパンチも撃てたりする!」
「……」
「さらには、もみ上げが外れてブーメランになるんだよ!! ふざけんな馬鹿!!!」
「逆ギレ!?」




6月17日  うーむ。

 何の説明も無しにいきなり昨日のような更新をして、いったい何人の人が正解に辿りついたのだろうなどと思ってみるわけですが、やっぱりヒントとかは出さない事にしました。それが優しさってものなのさ。

 ちなみに隠しページへの行き方が書いてあるとかじゃないんで暇な人だけ解読してみれば良いですよー、と。そんなに複雑じゃないんで考えたらすぐ分かると思いますが。




 今日友人と話していたら『ドラゴンボール』の話題になったのですが、その話中ずっとこの画像が頭に浮かんでて笑いを堪えるのに必死でした。みんなに愛されすぎ!




6月16日  うつやずぜりそ。

 きむはにぎうかのおしあひしうさえどせ。

 さはさえすあぎゆもちふなひ「さあにはきあちあぢぞさはゆわえ」なきまけたおめなううなかやうみせ。








前に戻る

inserted by FC2 system