2006年1月前半の戯れ言
TOPページへ1月15日 。 |
「世の中ね、顔かお金かなのよ」 ……回文。 |
1月14日 。 |
本棚がいっぱいになったので整理しようかな、などと思って見てみると、なんか自然と本棚の一列が「川上稔コーナー」になっている事実。 しかし分厚いなー、などと思って縦に積んでみた。 バベルの塔? しかし、カップヌードルBIGの五段重ねより高いかー…… |
1月13日 。 |
今月からソフトバンク様より新しいライトノベルレーベル「GA文庫」が刊行となります。 何故いきなりこんな話題を挙げるのか。それは私が書店でバイトをしているからなのですが、ちとここで説明。 書店には「特約店」なる制度があり、乱暴に説明すると、一定以上の売り上げの書店に優先的に配本する、みたいな制度です(ちなみに電撃文庫とかはこれが酷くて、置いてない書店にはまったく置いてないわけです。普通の書店では入れたくても入れることができないわけですな)。 んで、この特約店には毎月、注文用の用紙とか、販促用の広告とか新刊情報が送られてくるわけです。 私はゲームの攻略本を担当していたりするので、エンターブレインとかソフトバンクからのものは基本的に私が管理します。 で、ソフトバンクのものに「GA文庫」に関するものも入っていたので見てたわけですよ。そうしたら、 「なぜGA文庫は15日発売なのか」 なんて見出しで理由が書いてあったのですよ。その内容が凄い。 全文は覚えてないので要約してみますと、 電撃文庫には勝てないから発売日をずらしました。 これですよ。「勝てない相手とは戦わない」だそうですよ。潔すぎ。 バイト中なのに思わず「ぶっちゃけすぎだろ」などと呟いてしまったわけですよ。しかもそれに加えて、 電撃文庫の売れてしまった場所にでも置いてください。 なんて事まで書いてある始末。なんつーか、もうちょっとプライド持てよ、と。 昔、富士見ミステリー文庫がカバーと発売日を(電撃と似たように)一新したときに、「電撃文庫と並べて置いてください」(電撃と間違って手に取ってくれるかもしれないから)なんて事が書かれてたみたいですが、それと同じ衝撃ですよ。ビックリですよ。 今の富士ミスを見ると、逆にこういうところのほうが生き残りそうな気がしないでもないのが面白いところで……。 ソフトバンクから出るGA文庫。何となく注目して行きたい気がしてきました<何 ちなみに、ライトノベル担当している人にGA文庫関係のものは全部渡したのですが、その人も上のところ読んで吹き出してました。 |
1月11日 。 |
・この216秒の間にいったい何が!? このジワジワと来る面白さはなんなのだろう。 |
1月10日 。 |
今日のトリビア。 ビスケットは「1800年代、ビスケー湾で遭難した船員が、飢えをしのぐために海水に浸ってしまった小麦や卵をこねて焼いたもの」が起源であり、それが元でビスケットと呼ばれるようになった。 らしいのですが、ほんまですかなー……。 1600年代にはもう「byscutebrede(ビスキュード・ベレード)」って言葉があったようですし、どうなんでしょうかね。 |
1月9日 。 |
・据えZEN 最近の戯言の流れに乗って何かを紹介コーナー。というわけで、個人的お勧めCGサイトでございます。 お気に入りは「絶対に負けられない戦いがそこにはある編」。というか、ようやくセイバー絵が来たかと思ったらうすた京介ネタかYO!! |
1月8日 。 |
・これが本当の缶コーンスープだ! これですよこれ。今までなかったのが不思議ですよ。 実はまだ見たことがないので、ちょっと探して見ますかなぁ…… |
1月6日 。 |
・ななめ お、思わず首を傾けてしまいませんかっ!? |
1月5日 。 |
・音速の壁 動画ははじめて見ましたが格好良いですなー。 |
1月4日 。 |
「2005年を振り返る。ライトノベル編」。 ってことで、今年もやってみようかと。前と同じく、続き物を含め、2005年に発売のあったものから、個人ランキングの上位10作品を挙げてみましょー。 続き物ばっかりだから去年と大分かぶるんですけどねー…… 10位:レジンキャストミルク 「いぬかみっ」「我が家のお稲荷様」「イリスの虹」「アスラクライン」辺りとデッドヒートを繰り広げ、10位に滑り込んだのはコレです。 ルナティックムーンよりは明るい話なので、個人的にも良かったと思います。とは言え、合わない人には反吐が出るくらいに合わないタイプの文体なので、素直にお勧めできるかどうかと言えば微妙だったりも。 気になったのなら、さわりだけ立ち読みするのが一番いい気がします。 9位:ウィザーズ・ブレイン サクラ萌えー、とだけ言ってみようか。<最悪だ とりあえず、キャラクターの思想なんかに反発を覚えると話自体を読む気にならなくなってくる人は読まないほうがいいんでしょうね。良くも悪くも主人公は子供達ですし。 そういえば、メインキャラクターで実年齢が10歳以上のキャラクターって祐一とヘイズ、月夜兄妹くらい……なのか。外見とか精神年齢を置いておくと、2歳とか7歳とか、とんでもないですなー…… あとは執筆速度が速くなれば言うことなし。 8位:クドリャフカの順番 元がライトノベルレーベルのシリーズなので、とりあえずランクイン。 この作家の話がこれだけのペースで読めるようになったことに喜びを感じますね……。「このミステリーがすごい!」では「犬は何処だ」が8位にランクインし、インタビューも載ったりと、知名度もかなり上がってきたのではないでしょうか。 これからもどんどん飛躍していって欲しいものです。 7位:空ノ鐘の響く惑星(ほし)で コレももう安定ですね。あまりに安定しすぎてるので去年とは違ってこの順位なわけですけど。 面白いことは確かなので、このまま完結まで突っ走ってもらいたいものです。 6位:BLACK BLOOD BROTHERS Dクラッカーズからファンな訳ですが、この人は相変わらずスロースターターですなー……。 相変わらずピンポイントでの台詞回しのカッコよさがずば抜けてますね。キメるところできちっとキメてくれる作者なので読んでてやっぱり気持ちいい。 でもやっぱりイラストはオーフェンのイメージが強すぎますね…… 5位:ある日、爆弾がおちてきて なんというかもう、「器用貧乏作家」の通り名が定着しそうなくらい合ってしまっている古橋秀之氏。 「ブラックロッド」みたいなのを書いてると思いきや、「超妹大戦シスマゲドン」とか書いちゃってみたり、とか思えばちゃんとこういう短編集でキチっと纏めていたりして……やっぱり器用貧乏? …………職人気質? <もはやなんだかよく分からなくなってる 4位:9S<ナインエス> 納得のいくところまで続きを出せる。そして短編集も出たりと、もう完全に人気作品の仲間入りしちゃいましたね。 ところで「ルーク&レイリア」の新刊マダー? 3位:AHEADシリーズ 終わりのクロニクル この作者の恐ろしい所って、この企画を通すために、突き詰める所まで突き詰めた完結までのプロットを最初からすでに完成させていた点とか、現実世界との時間のシンクロも考えた終盤の刊行ラッシュとか、これでいて兼業作家であるとか、とんでもない作業量である気がします。 途中ゲームのシナリオとか、連載とかも挟んでますし、本当に同じ人間ですかまじで。実は複数人いたりしませんか<んなわけない ともあれ、「1stAHEAD」が完結しました。「2ndAHEAD」以降は作者が生きているうちに見ることが出来るかどうか…… とりあえず「EDGE」と「GENESIS」の話も出版して、一通りの時代を出すんじゃないかな、と予想してたりしますが、どうなることやら(この辺がよく分からない人はこちらの「川上稔作品の奥の奥まで楽しむ為に」を見てみるとよろしいかと)。 2位:私立! 三十三間堂学院 「2位がこれ?」と思う方もいるかもしれませんが、やっぱり面白い気がします……よ? <自信なさ気 言葉にしてしまうとハーレム系の話なんですが、それがメインの話なようでメインではない……と思うんだけどやっぱりメイン。という、なんとも説明しにくい内容だと思います。 軍記系の小説の面白さをハーレム系の小説にコンバートした、というか。自分でなに言ってるのかよく分からなくなってきますが、多分そんな感じ。 それなりに売れてるっぽいので、続きも読めるのは嬉しい限り。 1位:わたしたちの田村くん 確かに、「完全新作」+「新人」の補正が掛かっていることは否めませんが、1位はこれです。 あまりに一生懸命で空回りし続ける田村くんと、彼を振り回す2人の女の子の話な訳ですが、ウダウダ考えずに読み終わって面白かったなー、といえる稀有な作品だと思います。 何の関係もないですが、作者のことを「ゆゆさま」と呼んでしまいます。…………これが信者か。 まーこんな感じでー。 |
1月2日 。 |
・人は見た目が9割(竹内一郎) あまりにもあまりなぶっちゃけすぎなタイトルで、発売当初気にはなっていたのですが、最近どうやら売れてきているようなので、読んでみました。 内容については、演劇と漫画の手法における「見た目」からの情報の受け取り方の例を乱雑に並べただけ、という感じです。論述としてみた場合、正直褒められたものではないのではないかと。 その中で個人的に面白かった部分を抜粋。 私たち日本人は、相手の欠点を指摘して、わからせようとする習慣が少ない。人前で恥をかかせては、逆効果だという認識を持っている。誇りを傷つけられると、テコでも動かない人がいるからだ。 私が、物語を作る時、腐心するのもそういう状況の作り方だ。主人公が自分の考えを変える瞬間がある。多くの場合、それは問題解決の糸口となる感動的なシーンである。 誰かに、原則論で説教をされ、それで主人公が気付く事はありえない。説教されれば、人は反発しかしない。 だから親友や上司などが発する主人公を変える一言は、一見、主人公の問題点とかけ離れたものでなくてはならない。親友や上司の、何気ない一言を媒介に、主人公は「自分で気付く」のである。 これ。この部分を読んでえらくスッキリしました。小説を読んだりゲームをしたりしていても、この「説得によって考え方を変える」というシーン、実感としてあんまり説得力がないんですよね。自分で読んでてもそう思いますし、自分で書くときにも「どうしたものだろうか」と悩んでた所です。 なんとなく、書き方が悪いから説得力がないのかなー、と思ったりしてましたが、現実的に考えてそんな状況が起こらないからなんだな、と思わず納得してしまいました。なるほど、確かに説得の部分に直接的な主張を含めてたら陳腐になりますからなー…… やっぱり「説得からきっかけを得る」→「主人公が結論を出す」という過程の間に、「きっかけを踏まえた結論への論理」を上手くクッションに挟まないと駄目なんですね。 いままで漠然と思ってきていたことに、理由がつけられたので読んで損はなかったかなー、と思ったりしました。 |
1月1日 。 |
あけました。そしてことよろでございます。 新年は例年のようにバイトの帰りに迎えたわけではなく、ゲームやりながら迎えました。どう見てもどっちもどっちです。本当にありがとうございました。 そして今からバイト行って来ます…… |