Sister Princess
〜Senior Edition〜

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 キャラクター紹介 



 
全キャラ登場のプロローグはこちら。(作:嘴)



 
和也

 由佳里 /  / 弥生 / 巳帷

 響子 / 夏姫 / 由紀 / 早苗

 理沙 / 和葉 /  / 夕菜




  和也(かずや)

 12人の姉がいるという、普通ならばまずもってあり得ない境遇にいる、この話の主人公。
 姉がたくさんいる事に少しだけ疑問を抱きつつも、姉達の事を嫌っているわけではないので、現状を受け入れてしまっている。
 現在高校の2年生で、成績は中の上。運動もそれなりにこなせるが、目立つタイプではない。姉が12人いるという状況は一部の友人のみが知っている。
 姉達のおかげで女性に対する接し方に慣れているためか、クラスの女の子からは密かに人気だったりする。でも本人はまったく気付いていない。

 姉達に振り回されながら、賑やかな毎日を送っている。

原案:ナイトメア



  1.由佳里(ゆかり)

 姉たちの中でも一番年上でまとめ役。主人公の学校の先生。しかも偶然にも現在主人公のクラスの担任。
 赤ん坊の頃からいつも世話されてきたので、主人公は頭が上がらない。しっかり者且つ世話好きで主人公のすることに色々と口を出してくる。
 洗濯、掃除が好き。真っ白になったTシャツを見るのが嬉しいらしい。
 普段は優しいが、怒ると怖い。また、酒が入ると人格が変わる。彼女が酒を飲もうとすると、周りの人が一瞬で団結してやめさせようとするほどすさまじいらしい。
 背が高めで、スーツが似合うキャリアウーマンといったたたづまいを見せている。髪はセミロング。忙しい職業ということもあり、あまり特徴的な髪形ではなく、整えるだけという感じ。最も、毎日『きちんと』整えられているが。視力はあまり良くはなく、眼鏡着用。
 立場的にも性格的にも大人っぽい彼女だが、意外な趣味としてぬいぐるみ収集がある。おっきいぬいぐるみとともに寝るのは至上の喜び。


原案:蒼猫



  2.葵(あおい)

 いつも落ち着いた笑顔で微笑んでいて優しくて、主人公のことを溺愛しているお姉さん。おっとりとした性格で、どんな時でも落ち着いて余裕のある態度を取る女性。
 身長は160後半。髪の毛は腰の辺りで綺麗にそろえられたワンレングス。あまり派手な服装は好まず、アクセサリーの類もあまりつけない。ただ、例外として誕生日プレゼントとして主人公にもらったペンダントのみは肌身離さずいつも身につけている。
 いつもは優しいお姉さんだが、主人公が何か問題を起こすと、笑顔で微笑んだままきついお仕置きをする。その内容は彼女と主人公しか知らないが、よほど恐ろしいのかその話題を出されるだけで主人公の顔が真っ青になるほど。
 低血圧なのか、朝に弱い。寝ているところを無理やり起こそうとすると、普段とは変わって、多少の暴力は厭わず意地でも惰眠を貪ろうとする。
 お菓子作りが趣味で、よく主人公にケーキを焼いてあげていたりしている。将来はそういう方面で働きたいと思っており、現在は専門学校に通っている。
 弥生とは双子の姉妹。


原案:上杉



  3.弥生(やよい)

 葵とは双子で妹。姉と同じく主人公の事を溺愛している。その溺愛っぷりは姉より上で、主人公に対してあまりに甘いため、他の姉達から「甘やかせ過ぎ」と言われてしまうほど。
 双子という事でよく姉と間違えられるが、それを本人は嫌がっていない。むしろ、姉と同じような服を着たりして、楽しんでいる節がある。姉と同じように、主人公に貰ったリングを指にはめている。よって、『姉はペンダント、妹は指輪』と見分ける方法として最初会った人には説明される事が多い。
 姉の主人公に対する『お仕置き』をいつも止めようとするのだが、止められない。お仕置きの後グロッキーになっている主人公の介抱をしているうちに、何時の間にかそれが彼女の仕事になっていた。
 姉と同じように朝には弱いが、起こされればちゃんと布団から出る。しかし、脳が70%ほど寝た状態のまま行動するため、あらゆる意味で危険。結局は自力で起きるまで放っておかれる事が多い。
 姉と同じ専門学校に通っており、将来は姉と一緒に店を持つのが夢らしい。



 短編:波乱と平穏に満ちた午後(作:上杉)

原案:上杉



  4.巳帷(みい)

 店などは持ってはいないが、裏の方で名の知れた占い師。その理由は、ほぼ100パーセントともいえる驚異的な的中率。タロット、水晶、他色々手法はさまざま。また未来予知や無くしもの探し、果ては恋愛運まで何でも占う。
 しかしその結果を伝える方法は独特で、常に童話調になる(「待ち人来たる」の場合 、『ある日、男の子と女の子は森に遊びに行きました。でも途中ではぐれてしまい、女の子は先に街に帰って男の子を待ちました。でも男の子は帰ってきません。女の子はずっと待ちました。晴れの日も、曇りの日も、雨の日も、ずっと街の入口で待っていました。そして粉雪が舞う日、ようやく男の子は帰ってきました。でもそれ以来、女の子の周りで奇妙なことが起こり始めます』のような感じに)ため、テープレコーダー必須の占い。
 占いの時もぼそぼそとしか喋らないが、普段はそれに輪を掛けて喋らない。食べる以外で、1ケ月に1度口を開いたら多いほう。しかし慣れてくると、わずかな表情の動き、仕草、雰囲気などで大体言いたいことは理解できてくる。
 床にまで付きそうな黒い長髪の持ち主。シャンプー以外で髪の手入れをしているところなど誰も見たことはないが、驚くほど艶やかで、それもまた占い師の雰囲気を演出している。普段はおっとりを通り越して、ただひたすらぼ〜っとしている。一日中、蟻の穴を見続けていることすらある。
 基本的に家でぼーっとしている。『お仕事』をするのはまれ。というか、お客さんから連絡がないと絶対動かない。しばしば連絡があっても動かない。そんなお姉さん。


原案:蒼猫



  5.響子(きょうこ)

 底抜けに明るく、天真爛漫。
 かなりのおっちょこちょい。お姉さん風を吹かせて主人公の世話を焼きたがるが、おっちょこちょいなので大抵失敗し、結局主人公が尻拭いをする事になる。
 しかし、意外に運動神経は良く、高校時代はテニス部に所属。県大会優勝の記録を持っていたりする。
 大学生なのだが、中学生に見られるほど背が低い事がコンプレックス。髪の毛は背中まである髪をポニーテールでまとめている。
 極度の機械音痴で、電子機器などの扱いはすべて主人公に任せっきり。パソコンなどはもっての外。機械に対してある種の恐怖すら感じているようである。
 いつも失敗ばかりであるが、彼女の人柄のおかげか、皆に好かれている。他の姉達からも妹のように大切にされている。が、本人はあまり快く思っていない。


原案:曇屋、ナイトメア



  6.夏姫(なつき)

 三度の飯より酒とギャンブルが好き。ビールを飲みながら競馬観戦(専用のチャンネルを引いている)、あるいは好きな野球チーム(ヤクルトスワローズ)を応援するのが何よりも楽しみ。
 時々本人が嫌がっていようとも、「まあ、いいからいいから」と(何がいいのか分からないが)主人公を競馬場や野球場に引っ張って行く。
 一応大学生だが、単位は真っ赤。試験が近づいてくると、友人達はもちろんのこと、由佳里にも協力してもらい、何とか乗り切っている様子。昔からそうだったようで、性格は逆ではあるが、由佳里とは仲がよかったりする。
 また、ギャンブルで大分スってるはずだが、何故かお金には余裕がある。彼女の金の出所は、一切の謎。本人曰く、「夏姫ちゃんのトップシークレットよん♪」との事。
 格好はラフな感じで、ジージャン、ジーパンをこよなく愛す。こだわりがあり、リドウィッチ社のものでないと駄目。夏はさすがにGジャンではなくタンクトップになるが。髪型はざっくばらんに切りまとめているだけ。



 短編:日の当たる坂道(作:蒼猫)


原案:蒼猫



  7.由紀(ゆき)

 現在の医学では治癒が不可能な病にかかっている。治療方法が無いのと、本人の希望により自宅療養中。症状としては、時折起こる発作や、身体能力が極めて低くなってしまっている事、髪の毛の色が白くなってしまっている(どちらかと言うと銀髪に近い)など。
 しかし、医師によると命に関わるというものでもないらしい。ある意味非常に都合の良い病気である。
 押しが弱く、気弱な性格。趣味は散歩。人と話したりするのが苦手で、家で飼っているネコとよく話しをしていたりする。ネコならずとも動物全般が好きで、捨てられた動物を散歩の際に拾って来る事もあり、皆を困らせている。
 非常に押しが弱い性格のため、強く言い聞かせるのは楽だが、そんな事をすると半泣きになってしまう。押しが弱い割りに、結果的には自分の都合を泣き落として通してしまう事が多い。
 しかし、自分の泣き虫な性格を嫌っていて、泣き虫な所を直したいと本人は常々思っている。
 泣きそうになっている所をよく主人公にかばわれるのだが、決まってその夜、寝静まった頃に起き出して、耳元で小さくお礼を言う。本人は気づかれて無いつもりだが実はバレバレ。その事を言うと、恥ずかしさの余り、やはり泣き出すであろうので、主人公も黙っている。
 身長は低め。髪の毛は以前は長かったが、白い髪は散歩の際に目立ってしまうため、帽子で隠せるように現在は短い。


原案:上杉



  8.早苗(さなえ)

 現在大学の2年生で、いつもバイクに乗っている。愛車はドゥカティのモンスター400SS
 背は170程度と女性にしては高く、モデルのようにスラッとした容姿で、クールな言動を取る。多少無口な性格とあいまって、同性からの人気が高い。高校時代は女子校に通っていたのだが、よく後輩からラブレターを貰って困っていたようだ。
 一見冷たい印象を受けるが、姉妹や弟、仲間のことを常に心がけてる優しい女性。
 ツーリングが趣味なのだが、よく主人公を後ろに乗せて何処かに走りに行くことがあり、そんじょそこらの男よりタフである。主人公と一緒に走ることが大好き。
 速く走ることより景色楽しんだり、気持ちよく走ることをモットーとしていて、意外と安全運転。
 服装は整備用のデニム繋ぎか皮シャツやタンクトップと、やや女性らしからぬ容姿が目立つようだ。でも、本人はあまり気にしていない。
 この頃は髪が長くなってきているのでヘルメットが被りやすいようにショートカットにしようか迷っている。お気に入りは主人公にプレゼントして貰った手袋で、いつもバイクに乗るときに欠かさず装着。
 口癖は「バイクの風ってやっぱり最高よね」と誰彼構わず後ろに乗せた人に言うこと。ここ最近は主人公や姉妹にしか乗せていないので彼や姉妹達にしか言わない台詞になってしまった。


原案:柊



  9.理沙(りさ)

 幼いころにアメリカに渡り、そちらで暮らしていたため、主人公との思い出はあまり無い。また彼女は飛び級で向こうの大学に進学し、13歳にして理学、化学、薬学の3つの学位を習得。現在は日本に帰っていて、日本の大学(ちなみに夏姫と同じ)で研究を続けている。
 よく主人公を実験台として、怪しい薬を嗅がせたり飲ませたりしている。実害が出たことは(あんまり)ないので、主人公も渋々ながら付き合っていたりする。他にも実験データのまとめやらにも主人公を活用。
 主人公はそれと引き換えに、家庭教師やってもらうやら、学校の宿題を代わりにやってもらうやら、飯をおごってもらうやらで、持ちつ持たれつの関係である。
 性格は、感情的というか苛烈というか結構激しいところがあり、言い換えれば子供っぽく、自分が思うとおりにいかないとすぐ拗ねる。しかし、そうかと思えばすぐに機嫌直したりと気分屋。
 また、アメリカ暮らしが長かったので、少し日本の習慣や文化とはずれたことをすることがある。それを主人公によくからかわれている。それに対して顔を真っ赤にしながら、「むっ、和也のくせに生意気よっ!!」と言うのは毎度の事である。
 体型はかなり小柄。140cm台の半ばくらい。出るところが出ていない。アメリカから日本に戻ってきて、向こうほど浮かなくなったことは嬉しいらしい。彼女がアメリカ女性のことを言うには、「奴らは牛よ」との事。
 体型について似たようなコンプレックスを持っている響子と意気投合しており、何かと仲が良い。


原案:蒼猫



  10.和葉(かずは)

 『訃携流(ふけいりゅう)』と呼ばれる破魔の術を使う流派の24代目。元々霊感が強かったらしく、幼少の頃は『人に見えざるもの』を受け入れて過ごしていたが、とある出来事から怪(もののけ)の類を憎むようになる。その後、訃携流というものを知り、修得。才能があったのか、今では彼女に敵うものはいないとか。
 表の顔として、普段は近所の神社で巫女さんとして働いている。今のようなご時世なので、『仕事』が舞い込む事は少ないのだが、その場合は数週間ほど家を空ける。家族ですら、主人公を除き、この生業の事を知るものはいない。よって、家を空ける際の言い訳でいつも頭を悩ませている。時期が合えば『主人公と旅にでる』という理由をでっち上げ、主人公が長期休暇なら本当に連れていっている。ただし、主人公を危ない目にはあわせない。それだけの自信と、実力を持っている。
 身長は183cmもあり、腰まである髪を一本に縛って巫女姿で境内の掃除をしている姿が、この上なく絵になるので、ファンが多い。巫女服を普段着としても着用しているため、ご近所ではそれなりの有名人であったりもする。しかし本人は、その長身をあまり良くは思っていないようだ。
 『霊感がある』という事自体は隠してないので、時に「何かいる……」などと周囲の人物を恐がらせて楽しんでいたりする。このような事をする辺り、どうやら破魔の術を修得する過程で、心境の変化があったのか、怪への憎悪は薄れているようである。


原案:カロリー、嘴、ナイトメア



  11.桂姜棗草黄清附桃(けいきょうそうそうおうしんぶとう)

 けいきょうそうそうおうしんぶとう。このやたらと長い、人物名だとは思えないような名前だが、事実、彼女の本名である。このとんでもない名前を付けたのは彼女の祖父だが、彼女が生まれる時期に床に伏せっており、最後の願いとして名前の決定権を預かったらしい。しかし、何故このような名前にしたのかは謎。
 彼女自身、幼い頃はこの名前でからかわれる事も多く、コンプレックスを持っているようである。重要な書類などでなければ、普段は『桂』という名前で通している。
 薬剤師の資格を持っており、小さな薬屋を経営している。主人公や他の姉達が病気の際には薬を処方してくれる。ただし、まれに怪しい薬を調合している所を目撃されており、しかもその薬の被験者に主人公を選んでしまうので、主人公は困っているらしい。
 着崩した白衣と咥え煙草がトレードマーク。切れ長の目をしていて、睨まれるとかなり恐い。
 そして、徹底的な現実主義者でもあり、幽霊や超常現象の存在を頭から否定している。彼女の前でその類の話をすると、怒涛の勢いで様々な理屈をこねて相手が意見を引っ込めるまで説教する。その実、意外に怖がりなだけかもしれない。それを裏付けるように、和葉の事はかなり苦手意識を持っているようである。


原案:カロリー、疾霧 剣、ナイトメア



  12.夕菜(ゆうな)

 主人公の通う高校の先輩でもあるお姉さん。常に微笑みを絶やさず、喋りもゆっくりとしていて、のほほんとした空気で周囲の人に安らぎを与えている。
 おっとりとした言動と彼女の持つ雰囲気からは想像できないが、実はある古武術の心得があり、狼藉を働こうとしたものは問答無用でシバきあげるのでクラスメート(主に男子)から畏怖の念を抱かれていたりする。
 いつもお腹が減っているのか、ほぼ常に何かを食べている。食べる早さは遅いが、本当に常に何かを口にしているので、「何で太らないんだろう……」と彼女を知るものは皆そう思っている。「燃費が悪いんでしょうか。食べても食べてもお腹が減っちゃうんですよー」とは、本人の弁。
 動物が好きで、よく野良猫などを見つけては撫でるために追いかけていってしまう。そして何故か大抵の動物は彼女に懐くので、野良猫の頭を撫でて満足そうにしているのをよく目撃されている。しかし、懐かれているのに良く手を噛まれて怪我をする。本人は「多分、私が持っていた食べ物が欲しかったんでしょうー」と言うが、食べ物が無い時にも噛まれていたりするので、この言葉は正しくはないだろう。
 学校では、主人公と一定の距離を保っており、あまり自発的に会いに行ったりはしていない。週に一回ぐらい一緒に弁当を食べようと誘いに来るぐらいである。主人公がそのことを何故かと聞くと、決まって「んー。秘密です」と微笑んで返されるので主人公も深くは聞けないでいる。



 短編:言い訳 (NScripter ver)(作:ナイトメア)

原案:カロリー、ナイトメア






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