購入動機

　友人宅でやってみるとなかなか楽しく、良いゲームだなと思ったので購入決意。

システム

　ジャンルとしては３Ｄ対戦アクションゲーム。しかし難しい操作などまったく必要が無く、対戦時に使うのは十字キーと□と△ボタンだけで、初心者にも入りやすくなっています。

　そして、このゲームの肝は『二択の読み合い』にあります。操作方法が単純なためもあるのですが、このゲーム自体がそこを意識した作りになっているのです。

　例えば、相手の飛び道具をガードするか避けるか。ここでガードした場合には遠距離捕縛（遠距離での投げと思ってもらえば良いです）を食らってしまう。避けた場合でも遠距離捕縛のもう一パターン（動くと食らってしまう遠距離捕縛）にかかるかもしれない。それ以前に、飛び道具を撃つ段階でも、防御側の軸をずらして避けるという選択肢に対して、「軸をずらした」飛び道具を撃つ事もできるのです（もちろん、この場合防御側が動かなかったら当たりません）。

　他にも受け身を取れば投げられるし、そのままだと追撃される。など、『相手の心理をいかにして読むか』が重要なゲームなのです。だから上級者同士の戦いになれば奥の深いものになると思います。

　残念な点としてはどのキャラでも移動スピードや技の威力がまったく同じな所です。キャラ差といえば必殺技の使い勝手、あるいはリーチだけです（効果はまったく同じ）。これはどのキャラを使っても同じように戦えるようにという配慮かもしれないが、ゴツイおっさんの攻撃と女子中学生の攻撃のダメージが同じなのはちょっと違和感があるし、少しでも個性を与えるともっと戦略性が出たと思うのですが……

　といっても、新しいジャンルにしては良くできていると思います。

ストーリー

　上には初心者にもオススメと書きましたが、ストーリーモードとなるとちょっと違います。対戦のシステムは同じなのですが、ストーリーの進行の仕方が『特撮番組』なのです。

　それぞれのキャラと戦う前に『次回予告』が入ったりするのですが、まさにＴＶのそれなわけです。このテンションに付いていけないとかなりつらいです。しかし、キャラによって完璧なギャグやシリアスと別れていたりするので楽しめるキャラは楽しめると思います。

　世界設定はちゃんと作ってあるし独特なものがあるので個人的には好きです。

総評

　対戦画面はなかなか派手だし、オススメなのですが、一般的にウケルかどうかは難しい所だと思ったりします。特撮番組が好きな人やちょっと興味を持った人はやってみて欲しいところ。

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