2002年9月後半の戯れ言
TOPページへ9月30日 友情。 |
「こうやってお前と歩くのも久しぶりだな」 「確かにな」 「できれば、お前みたいな奴じゃなくて奇麗な女と一緒に歩きたいものだけどな」 「それはお互い様だ」 「はは、違いない」 「……」 「……もう十年にもなるのか」 「そう、だな」 「すまなかったな」 「言うな」 「しかし、もし俺があそこで……」 「だからその事は言うな」 「……」 「お前が気に病む事なんてないんだよ」 「……ああ」 「それにな、俺はお前に感謝もしてるんだ」 「感謝?」 「そう。お前のおかげで俺は、普通ではきない事を体験できてるからな」 「しかし、お前……」 「だから気にするなってば」 「あ、ああ……」 「元気出していこうぜ」 「ああ、そうだな」 「よし、それでいいんだ、昔みたいに二人で酒でも飲み交わすか?」 「わかった」 「よっしゃ! 早速行こうぜ」 「ところでさぁ……」 「どうした?」 「お前幽霊なのにどうやって酒飲むんだ?」 「お前にとり憑く」 「やめれ」 |
9月29日 メロン。 |
たいてい毎日更新しているこの『戯れ言』。一発ネタだったり、会話ネタだったり、普通の日記だったり、連絡事項だけだったり、果てはショートショートだったりと、全然統一感の無い更新を続けてきました。 これは、このサイトのコンセプトの一つである「書きたいものを書く」というのに従っていたのですが、「こうも内容が一定でないと、読んでる人は混乱するかもなぁ……」と幾度も思ったものであります。 結局、そのまま今でも更新しつづけているわけですが。 『戯れ言』に書くネタは、昔と比べるとだいぶ変わってきました。昔は生活している中で、ネタになりそうなものを探したり、思い付かなければ他のサイトさんを見て、色々と考えていたんですが、今はそうではないんです。パソコンを起動させて「さあ書くぞ」という状態になってから、一日の出来事を思い出し、それで何もネタにできそうな事が思い付かなかったら、一発ネタや会話ネタに切り替えて考えます。 ネタを考えるときの思考も変わってきています。昔は、まずオチを考えて、それに持っていくための肉付けをする。というのが主でしたが、最近はまず何かしらの書き出しが思い浮かぶまで待って、そこから順次発展させていく、という形になってきています。 例えば、「死にたくなるくらいに眠い」というフレーズを電波で受信してしまったらその後、 「どうした?」 「だから死にたくなるくらいに眠いんだってば」 「んじゃ死ね」 「なんだとこのやろう。ぐー……」 「寝てるじゃねぇか」 のように適当に繋げてゆき、最後にオチがつきそうな所に持っていきます。 最近このサイトが面白くなくなってきたと思う方がいるとしたら、その辺が原因なのかもしれませんね。 |
9月28日 世界は巡廻する。 |
「俺の彼女が彼氏作ったんだってさぁ」 ふーん。……って、え? あれ? |
9月26日 コロッケ。 |
猫に目を奪われて事故りそうになる。 ============ 友人から「あずまんが大王」のDVDを借りまして。んで、さっき見てました。 それにしても、話には聞いていたんですが、ちよちゃんの声は本当に凄いね。 見る前から思ってはいましたが、まあ、これは漫画だからこそ面白いタイプの作品でしょうなー。間の取り方とか。角度とか。 |
9月25日 後期始まる。 |
く、ら、げ♪ えーっと、なんか今ネタを考えている最中に近所で火事があったらしく、慌ただしいです。妹が野次馬に行ったり来たりして何やら騒いでる。 今聞いた所によると、怪我人はいないようなので、最悪の状態にはならなかったようです。 良かったですね、とは言えませんが。 でも、こういう時って、何故みんな野次馬になるんでしょうか。その方が普通なのでしょうかね。 行っても邪魔になるだけのような気がします。手伝う事があるならまだしも、ただ見に行くだけって、無駄じゃん。 もしかすると私の、あまり興味が無い物事に対する関心が、異常に低いだけかもしれませんけど。 ところで、私は最初に「く、ら、げ♪」とか書いて、どんなネタにするつもりだったのでしょうか。誰か教えて。 |
9月24日 二文字の終焉。 |
彼女はその少しだけつり気味な目を細め、微笑した。 目が逸らせなかった。彼女の瞳が真っ直ぐこちらを見つめてきている。吸い込まれるような黒い瞳。何処までも深く、あらゆる物を魅了するその瞳が今、私の方を、私だけを見ている。 心臓の鼓動が不規則になる。目は、逸らせない。動く事すらできない。硬く握られた手に汗がにじむ。 魔女。唐突にそんな単語が頭に浮かぶ。 永久に続くかと錯覚してしまうほどそのまま見つめあった後、彼女の方が先に目を逸らした。私はこっそりと息を吐く。同時に額にも汗をかいていた事に気付く。 彼女は目を逸らした後、テーブルの上においてあった、ワインの入ったグラスを手に取り、少しだけ口に含む。飲み込むときに彼女の喉が僅かに波打つように動く。私は今度はその様子に惹きつけられる。 続けてグラスを傾けてゆく。やはり、目は逸らせない。まるで、彼女の動きすべてを把握しておく事が自分の使命だというように。 少しすれば当然ワインはなくなる。その様子を食い入るように見つめる私には、ワインから砂時計が連想された。すべてが落ちきり、終わる時間。そして……始まる時間。 彼女がグラスをテーブルに置く。また、こちらを見た。今度は微笑ではなく、無表情。しかし、私にはこちらの事を伺っているように見えた。少し引いたような気がしていた汗が再び手を湿らせる。 時が、来た。 言わなければならない。私はそのために来たのだから。そして、その言葉を聞かせるために、彼女をここに呼んだのだから。 口を開く。……しかし、声は出ない。 一度口を閉じる。無意識のうちに喉を潤すものを探し、グラスを手にしてしまう。しかし、自分のグラスの中身はとうの昔に無くなってしまっていた。 喉が渇く。空のグラスを置く。彼女の目を見た。 やはり、彼女は何も言うわけでもなくこちらを見つめている。しばしの間、そのまま見つめ合う。 今度は私が目を逸らしてしまった。視線を下げ、膝の上で握られた拳を穴があくほど睨み付ける。顔を上げ、もう少しの間彼女の顔を見ていたいという思考がかすめるが、理性がそれを押しとどめる。 ……もう、タイムリミットだろう。 大きく息を吸い、決意。 私は顔を上げた。 真っ直ぐと彼女の顔を見る。こちらの決心が伝わったのか、彼女も僅かに身じろぎし、姿勢を正した。辺りの空気が粘着性を帯びたのかと思うくらいに重く感じる。しかし、言わなければならない。 私は、今日彼女に会うまで散々に考え抜いた末に決めた言葉を、発した。 「借金返済の期限を、延ばしてください」 「イヤ」 |
9月23日 お前は誰だ。 |
という訳で当サイト『SilentNight』のカウンターが五万を超えた模様です。これも皆さんのおかげです。どうもありがとうございます。<深々と頭を下げる。 「で、私の出番があるって事は、何かやるんですか?」 っていうかさ、お前の事を知ってて、さらに覚えてくれている人ってこのサイト見ている人の何%ぐらいなんだろうな。 「そんな事言う前に出番を増やしてください」 無理。 「即答ですか」 お前は出てくるたびにこうやって「覚えてる人いなそうだよな」ってネタにされるキャラだと思います。 「思いますてあなた……」 だって実際そうだし。 「(しばきたい)」 ともあれ、5万HIT記念企画ですが、何にも考えていません。 「とりあえず一回死んでみる? 死んでみる? 今なら私偶然にあなたの心臓を一突きとかできそうなんですけど」 謹んで遠慮します。といいますか、一応シスプリSEが進行中なので、企画を同時にやるのもあれだろうと。 「楽な方に逃げたんですね」 そう言われると言い訳できません。 「なら、シスプリSEを頑張るようにしてください」 頑張るつもり。 「つもりじゃなくて頑張ってください」 そんなわけで、これからも当サイトをよろしくお願いします。 「どんなわけか全然分かりませんが、それでは皆さんごきげんよー」 なんとなく幕。 |
9月22日 あなたを見つめる。 |
シスプリSE 『お姉様達+1』。 とりあえず、4人ほど公開。もっとこうした方がいいんじゃないか、とか要望がある方はメールか掲示板にバシバシやっちゃってください。 それで、一つ皆さんに聞きたい事があるのです。 予定としてはこのまま12人公開した後、私が全員が出るやつを一つ書いてから……という話でしたが、その部分をなくして、書いてくれる人にキャラクターの細かい所とかは自由にやってもらうのもいいかと思いまして。 これのメリットは、私が最初のを書き上げるまで待たなくて良いので、早く色々と読める。書く人が自分の色を濃く出せる。という事です。 逆にデメリットは、複数の人に書いてもらう(予定)ので、一部の展開や性格がダブってしまう可能性が高くなってしまう事です。 それで、どっちが良いかも意見をくださると嬉しいです。 一応どちらの場合も一つ公開した後は、誰でもそのキャラの分は書けるようにして、私の所に送ってもらうと随時それを追加していく、みたいな形にしようかなと(つまりは人気のキャラはどんどん増える事になりますね。書く人がいれば、ですが)。 ちょっと今日は疲れてるので、これで終了。何か補足があれば明日辺りにでも。 |
9月21日 後半めんどくなった。 |
ゴキブリだった。唐突で何の事だか分からないかもしれないが、とにかくゴキブリだった。これでもかと言うくらいにゴキブリだった。 節足動物。カサカサと動く黒い悪魔。奴等の恐ろしい所は、移動する際にまったくと言って良いほどその体躯がブレない事だ。まるでホバリングしているかの如く奴等は動く。しかも速い。 動きの気持ち悪さは、「奴等はキモキモの実(もの凄い勢いでキモくなる)を食べたに違いない」と言っても多くの人が同意してくれるであろう。ついでに私の発想力も疑うだろう。 あの動きは記憶に焼き付く。どうしようもないほどに。その酷さは真・三国無双2の呂布の動きがゴキブリに見えてしまうほどである。頭に付いてるアレとあの動きを見たら私以外でも連想してしまうに違いない。ああ、だから呂布は強いのか。<ゴキブリ並みの生命力 真の恐怖を味わったとき、人は何もできなくなる。思考が停止するのだ。叫びを上げるでもない。脅えて逃げ惑うわけでもない。どうしようもない恐怖を味わっているはずなのに、何もできない。 話をまとめよう。 そう、それは朝の出来事だった。昼前とはいえ、自分にとっては朝だ。 私は目が覚めた。いや、目が覚めたと自覚した。布団の中は気持ちが良いが、いつまでも寝ているわけにはいかない。 目を開けた。 その時だ。 奴はいた。 アホみたいな至近距離に奴はいた。 枕元。鼻先10センチ。 心なしか見詰め合った。 時が止まっていた。 見詰め合った。 双方動かなかった。 むしろキスしてしまうのではないかというくらい見詰め合った。 でも恋は芽生えていなかった。 無限に続くかという時間が過ぎ、唐突に奴はカサカサと何処かへ帰っていった。 私は二度寝する事に決めた。 |
9月20日 どうすればいいんだ。 |
2002/09/20 20:38 晴れ時々お姉さん 久しぶりに机の引き出し開けたらやおい漫画が最初に目に付いて思わずコーラ吹きそうになる。 |
9月19日 お姉さんは愛でるものです。 |
最近ゲームにはまっているせいか、ここに書くネタがなかなか思い付かなかったりするんですよ。 考えてると何時の間にか今やってるゲームについて考え出してて、いつまで経っても書けなかったり。 今日もそんな感じで、思考が脱線しつつもここに何を書くか考えていたんですよ。 そうしたらですね、不意に閃いたんですよ。「今日はこのネタでいけ」みたいに、とあるフレーズが。 『あねいぢめ』 誰!? こんな電波送ってきたのは!! <視線を泳がせながら |
9月17日 えー。 |
「涙がちょちょぎれる」ってもしかして共通語なの? |
9月17日 感動巨編。 |
思ひ出どろどろ。 |
9月16日 憑き物。 |
「んー、おかしいなぁ……」 「どうしたよ?」 「ん。なんかさぁ、肩の調子がおかしいんだよねぇ」 「……どんな風に?」 「えっと、特に痛くはないんだけど、何故か肩が上がらないんだよ」 「……」 「あれ? どしたの? 真剣な顔してるけど」 「それ、今日の昼から?」 「うん、そうそう。よく分かったね」 「とても言いにくい事なんだが……」 「何、いったいどうしたの」 「お前、凄く可愛がってた犬が朝死んだって言ってたよな」 「それが原因だよ」 「どういう……事?」 「俺、そういうのよく分かる方なんだよ。別に自分から分かるつもりはないんだけど、見ると分かっちまうんだ」 「……まさか」 「うん」 「じゃあ、昨日死んだジョニーが、この肩の重さの原因なのか?」 「そういう事だな」 「そんな。俺、あんなに可愛がってきたのに……」 「だからこそだよ」 「え?」 「本当に大雪にしてたんだろ?」 「と言う事は、もしかしてジョニー、俺の事が心配で……」 「心配してるかもしれないね。君は結構ドジな所あるし」 「ジョニー……」 「良い犬だったんだね」 「……俺の所為で、成仏できなかったのかな……」 「いや、成仏はできてると思うよ」 「え?」 「だって、お前の肩がおかしい原因は、運動不足の癖して、犬の墓を一生懸命掘ったからだもの」 「……」 「……」 「あのさ」 「なんだい?」 「正直、紛らわしい言い方したお前の事殴りたいけど、そんな気分じゃないから止めといてやるよ……」 「それは助かる。だってわざとこんな言い方したんだもの」 「なーんだ、そうだったのか」 「そうだったんだよ。はっはっはっは」 バキィ!! |