げ〜むれびゅ〜

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個人的な感想  ver1.00


この青空に約束を――
戯画







 
全員サイコー!!!





 本当、この人のキャラ造形はいちいち私のツボにはまってしょうがない。会長の横暴っぷりとか、宮のいじられっぷりとか、先生のダメっぷりとか、海巳の健気っぷりとか、静のマイペースっぷりとか、茜のマシンガントークとか。

 あと、微妙にショコラとかパルフェネタとか入ってきてて笑いました。「フックせんちょ」とか「余裕かな、ある意味」とか。いや、後者はある意味笑えませんが。

 『客観的』の方で書いた後半部分の展開についてですが、あれは「約束の日」がそれぞれのキャラクターのシナリオでは書かれていないため、少し締めが弱くなるってことなんですけども。

 これが「仕方ない」というのは、「約束の日」はどのキャラクターでも訪れるはずの『つぐみ寮のエピローグ』なわけで。それぞれのシナリオで全部かいてたら6回は見ることになるわけですよ。そうはせずに、6人をクリア後に持ってくるというのはむしろ当然のやり方でありまして……

 そんなこんなで、キャラごとのシナリオの簡単な感想いってみますー。


 ・浅倉奈緒子シナリオ

 会長の容赦のなさはイカしすぎだと思う。

 シナリオ自体にはあまり言う事がないんですよね。主人公の過去の重要な位置を占めているキャラなことは確かなのですが。

 しかし、こういうのは素直になれないというのか天邪鬼というのかなんと言うか……


 ・六条宮穂シナリオ

 宮のいじられっぷりに萌えつきました。なんつーかもう、感想はそれのみ。頭押さえつけられてるところなんかまじヤバイ。

 というか、草柳順子さんの声はヤバイくらいに和む。


 ・羽山海巳シナリオ

 シナリオとしてはこれが一番盛り上がりましたねー。

 最後の皆からの「頑張れ」は目頭熱くなりましたですよ。しかし本当に気持ちいいシナリオ書く人ですね。


 ・桐島沙衣里シナリオ

 なんかこの素晴らしいダメな人っぷりにパルフェの恵麻姉さんを思い出したのは私だけでしょうか。

 しかし、最後の会議のときの頑張りっぷりは良かったですねぇ。


 ・藤村静シナリオ

 ナチュラルな我侭っぷりは良いですねぇ。北都南ヴォイスも結構合ってますね。

 ていうか、成長したあとの美人っぷりはかなりイカス。


 ・沢城凛奈シナリオ

 フェイントの女。転入時しかり。そして合わせ石しかり。

 というか、合わせ石の真相で「ということは茜か! 茜なのか!?」と内心大喜びでした。


 ・三田村茜シナリオ

 本当にキター!!!!

 というか、茜は本当に良いキャラをしています。

 シナリオに関しては、ここで終わってもまぁ納得がいくのですが、「約束の日」のあとに見ることになるんですから、もう少し演出と内容を濃くした方がバランスはよかったかなぁ、と思ったりします。






 そして徒然と思う事。

 このゲームって、キャラクターの設定が、おそらく意図的に「キャラクターごとに似ている部分」を作っていると思うのです。

 例えば、会長と静に「内弁慶」という単語が使われたり、宮と先生には「俺がいないとダメだ」的なセリフが多かったり、凛奈と海巳の「ネガティブ思考」だったり、あるいは静と凛奈の境遇だったり。

 その、「似ている部分」をキャラクター全員に少しずつ割り振っていて、さらに、「対比されている部分」も作ってあったりします。会長と静なら「屈折した我侭」と「素直な我侭」とか(この2人の重要イベントの日が重なってる事も判断条件ですね)。凛奈と海巳は「偽り(勘違い)の思い出」と「積み重ねられた思い出」とか。

 まー、あまり表面に出てくる部分でもないので、微妙なのですが、その辺をそれぞれのシナリオで少しずつ絡ませて、各キャラを登場させているわけですよ。静の説得に当たるのは会長だし、凛奈を諭すのは海巳がやりましたし、会長への想い(過去の告白)を聞くのは海巳でしたし、逆に海巳への想いを最後に聞くのは会長だったり。パルフェとかもそういう傾向ありましたしね。

 だからそれぞれのシナリオはバラバラの話なのに、ゲーム全体では凄くまとまっているように感じるんです。




 いやー、本当に面白かったです。次回作も期待して待ちますよ。






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