げ〜むれびゅ〜
TOPページへ個人的な感想 ver1.01
夏色の砂時計
プリンセスソフト
いつもならばここで『朋ちゃん(・∀・)イイ!』だとか、 『香穂たん萌え!!』だとか叫んでいる所でしょうが、時間移動系となると話は別です。 このジャンルの話は好きなので、キャラクターよりも、お話の伏線の張り方とか、ギミックの使い方とかに注意が向いてました。 そして全体から見た感想は「悪いとは言わないけど、活かされてないな」って感じでした。 突っ込めば突っ込むほど突っ込みどころが新しく出てくるような感じですし。もう少しだけ、筋を通した設定にすれば良かったんですけど。 それではクリアしたキャラ順にそれぞれのシナリオの感想を。 ネタバレ注意です。っつか、やった人にしか分からないでしょう。 芹沢香穂シナリオ メインヒロイン。品行方正、立てば芍薬座れば牡丹、学年のアイドル、主人公憧れのお嬢様。とりあえず、現実には居ないタイプの箱入り娘。水樹奈々の声がお淑やかさを演出しております。 プレイして分かったのは、このゲームのシナリオは彼女と主人公の幼なじみである「あい」のためにセッティングされている。という事でした。この二人以外のシナリオは、時間を移動するという設定を活かしきれてないし、朋美シナリオに至ってはその設定を放棄するという形を取っています(必ずしも悪いというわけではありません)。 特に不満点というのはないんですが、個人的に言わせてもらうと、伏線の消化の仕方とか、設定の使い方がもったいないと思います。あくまで個人的に。<ここ重要 例えば「デイドロップした時には身に付けていたものも一緒に移動する」という設定があります。シナリオ中でこれが使われるのは、「制服を着てベッドで寝ていた」場面と、後述の「ペンダント」イベントのみ。この設定は、タイムパラドックスが起きるのを助長する設定なのに、物語中ではまったく重要ではありません。謎です。 実際、最後の方で「この設定忘れてんじゃねぇか?」って場面があります。就寝時のみにデイドロップが起こるのならいざ知らず、他の時にも起こってますから。主人公の服装がおかしいはずです。もし主人公がその辺をちゃんと考えて着替えてるんなら、その事を描写しないと不自然ですし。 リージェンのため、という考え方もできますが、別にこの設定でなくともよかったでしょうし。 あくまで「個人的に」ですけどね。 柳原朋美シナリオ 超常現象が大好きな生物教師。眼鏡を取れば……というか、ちゃんとそれなりの事をすれば美人。井上喜久子ボイス最高。 このシナリオについては特に語る事もありません。上に書きましたが、「時間移動」という設定を放棄するENDですし。シナリオ中も「カメラを仕掛ける」以外は時間移動である必然性が見出せないイベントばかりでしたし。 でも朋ちゃんが可愛いから許す(ぉ っていうか、このシナリオではそういう楽しみ方しかできないでしょう。 川村真魚シナリオ 無口系。主人公の一年下の後輩。「真魚」で「まな」と読みます。名前に「魚」が付いてる事から分かるように、水が好きで、水泳の飛び込み選手。あ、もしかしたら「朋美」の「朋」も、主人公と同じ能力を持った「なかま」という意味でつけられているのかもしれませんね。他のキャラはよく分かりませんが。 これも、何とも普通としかいいようが。朋美シナリオほどではありませんが、時間移動の意味が薄いです。ただ単に主人公とプレイヤーを戸惑わせる事にしか使われてないというか。それに加え、真魚とコーチの関係もはっきりとはさせませんでしたからね。 むしろ、香穂シナリオでの真魚イベントの方がふさわしいような気もしないでもないです。 瀬能あいシナリオ 幼なじみ。微妙に幼児体系。天然。そしておっちょこちょい。ってゆーか、手首変な方向に曲がってますよ? 形的には『裏・香穂シナリオ』。後半まで香穂シナリオと平行して進んでいきます。この辺は王道ですね。 終わってみた感想としては、このシナリオが一番良いですね。双子のペンダントの伏線もちゃんと消化されてるし(安易すぎるという説あり)、剛志の出番も用意されてるし。それが良いものかどうかは別ですが。 あいとの掛け合いとかはベッタベタです。 リージェンシナリオ 黄金率と言って良いほどの美形。タイムパトローラー。ピカソみたいに名前が長すぎるので略してリージェン。 オマケシナリオですねー。むしろこれって香穂orあいENDの行けなかった時のフォローENDみたいな役割のような気がします。 でも良いキャラしてます。こういうキャラ実は好きなので。 で、全体を通してみてみると、 香穂たん萌え! って事でどうか一つ。<何がだ |