プレイ動機

　設定などから何となく名作の匂いを感じ取ったため。結果的に当たりだったのでこう言えるわけですが。

サウンド

　ボーカル曲は、全体的にいい感じですね。ＢＧＭについてもシーンに合ってるのでＯＫ。

　声に関しては法月のとっつぁん役の若ｍさとう雅義氏とか、大音灯花の少し舌っ足らずの声とかはかなり良かったです。

シナリオ

　初夏。

　罪を犯すと『特別な義務』を負わされる社会。

　罪人を更正指導する『特別高等人』という職業を目指す主人公・森田賢一は、

　その最終試験のため、とある田舎町を訪れる。

　『１日が１２時間しかない』『大人になれない』などといった義務を負う少女たちと学園生活を送るが、

　『恋愛できない』少女・夏咲と出会ってから、賢一の歯車が狂いだす。

　崖にひっそりと建てられた自分の墓、山間洞窟に隠された父親の遺産が次々と賢一を追い詰めた。

　贖罪を問われた男が見た、車輪の国の真実とは……。

　重厚な世界観を軽妙なタッチで描いた、感動のヒューマンドラマ。

　これが概要な訳ですが、特別な設定と、序盤の主人公独特の行動に嫌悪感を抱かなければ楽しめると思います。

　体験版をやってみて面白そうだと思ったらやって損はないと思います。作中で伏線を張りまくっているタイプでもあるので、色々考えながらプレイするのも楽しい作品ですね。

　難点としては、一本道なので２週目以降ほぼ全てスキップになってしまうあたりでしょうか。

総評

　キャラも良く、シナリオも引き込まれるものですし、名作と言っても差し支えないと思います。

　やり始めたら終わるまで思わず突っ走ってしまうくらいに牽引力もありますので、興味を持った人はやるべきです。

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