げ〜むれびゅ〜

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客観的な感想 ver1.04


Memories Off 2nd
KID



購入動機


 前作が好きだったので。雑誌などでの前情報は全然見てません。先入観無しでプレイしたかったのもありましたし。



音楽


 前作同様かなり良いです。

 前作からの使いまわしもありますが、全体的に落ち着いた曲が多く、とても雰囲気が出てます。

 「Rare」「With memories」「Rain then clear」「Tears−Bygone days−」あたりがお気に入りです。



シナリオ


 2ndでは主人公に最初から彼女がいます。この設定からは「浮気」とか「修羅場」のような単語が浮かんできますが、あまり期待しすぎない方が良いです(一部のシナリオでは結構恐い事になりますが)。


 ざっと内容を説明してみますと、

 ほたるに告白され、付き合いはじめた伊波健。ほたるの健に対する依存度は、標準以上であり、彼は多くの時をほたると過ごす事になったのです。そしてこの物語の主人公である彼は、そのほたるへの想いを『恋』であると思っていたのですね。

 しかしです、彼は部活も引退し、何の目標もないまま生活する毎日。ピアノという打ち込めるものを持っているほたるに対して、ある種の引け目すら感じています。

 それでも状況は変化していきます。そして、あるとき彼は気付くのです。自分の気持ちがある女性へと向いている事に。それはほたるから与えられていた受動的な『恋らしきもの』ではなくて、能動的な『恋』というやつだったわけです。

 その事に気が付いたとしても、彼はほたるのことを嫌いなわけじゃありません。彼の性格からか、できればほたるを傷つけたくないとも思っています。

 自分の事、ほたるの事、そしてある女性の事。

 それらの問題に彼がどう考えてどう行動していくのか。それが、このゲームのシナリオですね。もちろん、ほたるのシナリオにおいては、ほたるが『ある女性』にあてはまるので、ちょっとだけ変わってくるのですけど。

 こう考えてみると、『浮気ゲー』というのもなんか違うかなー、と思えてきますが。


 あと、それぞれのキャラでシナリオを書いている人が違うので、物語にそれぞれに、それとなく「癖」が出ていて面白いです。その分、完成度のばらつきが大きいような気がしますけど。

 前作を知っていれば思わず「ニヤリ」としてしまうネタもいたるところに出てきます。



システム


 これは文句無くいいです。プレイしやすい仕様が色々あります。

 例えば、セーブデータにはセーブした時に表示されていたテキストや選択肢も一緒に表示されるのでロードする時に分かりやすくて便利ですし、 ただでさえ早スキップがキャラの立ち絵をシルエットにしてスキップスピードをアップさせる事ができたりもします。

 他には今まで選んできた選択肢を16個所まで記憶しておき、いつでもその場所まで戻って選択肢をを選び直せる「クイックロード」、 一度見たシナリオの分岐地点(各キャラのシナリオに入った所やエンディングも)などからいつでも始める事ができる「ショートカット」と、便利なものが揃っています。



総評



 DC版のみの要素として、インターネットを使って追加シナリオが遊べたり、キーファイルを使って一部の仕様変更(現時点ではクリアリストに選んだ選択肢の%が表示されるようになる)もある。 ただ、追加されるアペンドシナリオは基本的に一般に公募したものなので、オマケとして考えた方が良いでしょう。

 数は少ないですが、オフィシャルのものもあります。

 総合で見ると手放しでベタ誉めできる訳ではありませんが、面白いと思います。

 そう言えば立ち絵の一部が少し不自然な気がしますが……そこまで気になるほどじゃないですけど。

 興味がある人はやってみて損はないだろうと思います。





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